私は、最近はじめた「断捨離」「片付け」を実践するにあたって、気をつけていたことがあります。
それは、「一人で捨てる」ということです。今回は、その理由について書きます。
もちろん捨てるのは、私個人の物だけです。
夫は会社に勤めていますので、夫が勤めに出て、一人になったスキに捨てることにしています。
そして、「リサイクルショップに売る」「マンションのゴミ捨て場に持っていく」など、完全に家から出すところまで、自分一人の手で行うのです。
なぜ、自分一人で捨てた方が良いのでしょうか?
捨てるときは一人がいいという3つの理由
捨てるときは一人がいいという理由は、以下の3つです。
1. 家族は断捨離や片付けの邪魔をすることがある。
2. 自分の決断が鈍る。
3. 一人の方が、物ときちんと向き合える。
それでは、詳しく説明しますね。
1. 家族は断捨離や片付けの邪魔をすることがある。
1つ目の理由は、家族は断捨離や片付けの邪魔をすることがあるということです。
こんまりさんは『人生がときめく片づけの魔法』の中で、「捨てるモノを家族に見せてはいけない」と言っています。
筆子ジャーナルの筆子さんも以下の記事の中でこのテーマについて書かれています。↓
捨てた物は家族に見せず、自分で最後まで断捨離を完了すべき理由
私自身について言えば、やはりこの問題は、夫と2年半前に再婚した以降、直面した問題でした。
「邪魔をする」だなんて言い方は、夫に失礼かも知れませんが、結果としてそうなるということが何度かありました。
例えば、私は、以前の部屋で使っていたゴミ箱を持ってきたのですが、この家にきて、要らないことに気づき、「これは捨てる」と夫に言って、とりあえずベランダに出したのです。
すると、夫が何か物を入れたりして、何となく使い始めてしまいました。
また、掃除機のパワーがダウンしてきたので処分しようとしたところ、「まだ使えるかも知れないから」と、夫は会社に持っていってしまいました。
結局使えないことがわかり、持って帰ってきて、私が処分はしましたが、何だかスンナリと、不用品を処分できないことがあったのです。
ものによっては、家族が「もったいない」と思ってしまうことがあるんですね。
また、妙なもので、夫が何か捨てようとしているのを目撃すると、私自身が「もったいないよ。」なんて、思わず言ってしまうこともありました。
2. 自分の決断が鈍る。
それから、2つめの理由は、何と!私自身の決断が鈍ってしまうということがあります。これは、昨日書いた記事の「縄張り」という意識も関係しています。昨日の記事はコチラ↓
やましたひでこさんの『夫婦の断捨離』から得た気づき。 - 晴れやかブログ
これが一体どんなことかと言いますと、「捨てろ」と言われると、捨てようと思っていたものも捨てたくなくなるという心理です。
よく、相手のものは捨ててはいけないと言いますね。たいてい、捨てられた相手は怒ります。これは、相手の縄張りを犯しているからに違いありません。
それが、逆の場合でもそんな気分になってしまうことがあったのです。私は、「捨てろ」までは言われませんでしたが、「けなされた物」に関しては、処分を決めていたのに捨てたくなくなったのです。
そのうちの1つが、「チープなカラーボックス」でした。「たいしたことない安物」みたいなことを言われたのです。
事実その通りでしたが、それで処分する気が失せてしまったということがあります。
また、黒いダウンコートについても「貧乏くさい」と言われたことから、ますます手放すまいとして執着心を増幅していました。(結局は処分しましたが。)
家族の意見は、良くも悪くも雑音になってしまい、自分の決断に影響を与えることがあるんですね。
また、もし、相手に言われるがままに、自分のものを捨ててしまったとしたら、後で「あなたに言われたから仕方なく捨てた」なんて、変な恨みが残ってしまいそうです。
捨てるという決断と作業は、あくまでも、自分一人で納得してから行いましょう。
3. 一人の方が、物ときちんと向き合える。
3つ目の理由は、一人の方が、物ときちんと向き合える、ということです。
再びこんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』からの引用ですが、
片づけとは「モノを通して自分と対話する作業」である…(中略)…
モノを見極める作業の間は、なるべく静かで落ち着ける環境づくりが欠かせません。音楽などは一切かけないことが理想です。…(後略)
上記のように語られていますが、納得&同感です。
ウチの夫はテレビが好きで、夫が休みでウチにいると、一日中テレビをつけています。こういう環境だと、なかなか「自分との対話」がうまくできません。
やむを得ず、夫の休日にモノを捨てるときは、夫が起きてこない早朝にやるか、レシートや紙くずなど、特別に自分との対話が必要ない、明らかなゴミだけにしています。
モノを捨てても後悔しないコツは、闇雲に捨てるのではなく「モノを通して自分と対話する」ということがとても大事です。
家族の存在が、自分との対話を妨げてしまうことがあるというのは、容易に想像できるのではないかと思います。
おわりに
以上、今回は、捨てるときは一人がいいという3つの理由について書きました。いかがでしたか?
もちろん、共有物など、家族と一緒に決めなければならないものもあるとは思いますが、自分個人で判断できるものは、「一人で最後まで捨て切る」のがオススメです。