今日は、断捨離や片付けしたときの「スッキリ感」について書きます。例えば小さな引き出しを1つ片付けたり、財布にたまったレシートを処分したり…
そいうとき、とても「スッキリした気持ち」になります。この「スッキリ感」についてです。
私が以前、断捨離にハマった理由の一つとして、この「スッキリ感」がありました。この「スッキリ感」に病みつきになってしまったわけです。
「新しいエネルギー」か「自律神経」か
昨日の記事に書いた、『ガラクタ捨てれば自分が見える』と、『医者が考案した! 自律神経も人生も整う片づけの法則』という2つの本の中で、「スッキリ感」について、それぞれ別の言葉で表現されています。。
『ガラクタ捨てれば自分が見える』の中で著者のカレン・キングストンは、この「スッキリ感」について「新しいエネルギーが流れ込んでくる」というような言い方をしていました。
一方、『医者が考案した! 自律神経も人生も整う片づけの法則』の著者の小林 弘幸さんは、医者らしく「自律神経が整う」などと言っています。
目に見えないものが信じられない
ところで、「新しいエネルギーが流れ込んでくる」と言うと、何だかマユツバで怪しげな感じがします。
そもそも『ガラクタ捨てれば自分が見える』は風水の本です。著者のカレンは風水師で、スペースクリアリングという風水の儀式(?)みたいなものをする前に、部屋を片付けなさいというわけです。
私は結局、風水というものが信じきれず、スペースクリアリングまではやりませんでした。
それでも部屋を片付けるたびに「新しいエネルギーが流れ込んでくる」と感じてしまうほど、実際、部屋を片付けるとスッキリするのです。
今回、自律神経に詳しい医者の本に出会いました。そこで、医者のような人に「自律神経が整う」と表現されると、「そうなんだ」と、妙に納得してしましいます。
目に見えない風水的な「新しいエネルギー」は信じられなくても「自律神経が整う」という科学的な言葉で表現されると、納得してしまうのは、ただ単に「科学=正しい」という現代の風潮に毒されているだけなのかも知れませんが…。
実のところ、「新しいエネルギーが流れ込んでくる」と言っても「自律神経が整う」と言っても、どっちだって「スッキリ」することには変わりはありません。
それでも「新しいエネルギーが流れ込んでくる」なんて人に言うと、「頭がちょっとオカシイ人」に感じられてしまいそうで、人には言えないのです。
そういうわけで、以前、カレンの本で断捨離にハマった時は、誰にも何も言わず、黙々と、こっそりやるのが習慣になっていました。
科学的な話は人に言いやすい
カレン流に言えば、「新しいエネルギー」。医者の言葉を借りれば「自律神経が整う」…どちらでも同じことなのですが、もし家族や友人に片付けをススメるとすれば、「自律神経…」の方がススメやすいです。
実をいうと、個人的にはマユツバだろうが何だろうが、「新しいエネルギー」という言葉は割と好きです。何だかワクワクするからです。でも、ちょっと他力本願な感じです。
その点「自律神経が整う」というと、自分のチカラで何とかできるのだ、という気持ちが湧いてきたりします。
ですから「自律神経が整うから…」と言えば、今まで断捨離も片付けもしなかった人が、始めるきっかけになるかも知れないと思います。
風水師も医者も、「片付けはうつ病を治すのに効く」と言っています。
もし、家族や友人にうつ病の人がいれば、「自律神経が整う」ということをキーワードに、片付けをススメてみるのも良いかも知れません。