つい先日、発行されたばかりの、ホリエモンの『捨て本』を読みました。
『捨て本』というタイトルを見て、断捨離中の私には「タイムリー!!」と思って、迷わず買って読みました。
私は、ホリエモンさんの本は、読んでないのを見つけると、だいたい買って読んでしまいます。ホリエモンさんの本の何が好きかと言いますと、著者独特の辛口コメント。
全てに賛同するわけではありませんが、辛口でズバッと切り込まれると、ときどき、「ハッ」として物の見方が変わり、自分の思い込みから解放されてラクになることがあります。
それで、この本からも、そんな新しい切り口をもらったので、それをお伝えしますね。
思い出の品が捨てられないのはヒマな人。
思い出の品が捨てられない人って、結構いますよね? 私もその一人です。過去、かなり断捨離しましたので、ずいぶん捨て慣れたところもありますが、まだまだです。
「思い出の品のように捨てにくいものは後回し」というのも、断捨離や片づけの常套句です。
ところが、ホリエモンさんは違うんですね。
思い出を捨てられない人はヒマなだけだ。
場所はおろか時間まで取られてタチが悪すぎる。
これを読んだとき、「そりゃそうだなあ」と、妙に明るい気持ちになったのです。
「思い出は、心の中にとっておけばいい、物は捨てよう。」なんて言葉もありますね。でも、心の中にさえとっておかなくても良いんです。
だって、
場所はおろか時間まで取られてタチが悪すぎる。
ですよ! もう、良くも悪くも、過去は過去。過ぎたこと。それを何度も思い出すのって、そういうヒマがあるからなんですよね?
私たちは、もっと「思い出の品」にクールにドライになってもいいかも知れない。
思い出の品なんか“秒”で捨てなさいって!
アハハハ。
「昔は良かった」「楽しかったなあ」「苦しかったなあ」とか、過去を振り返っているときって、今を生きてないですからね。
本当! 確かに、ヒマなだけかも。
「捨てられないんです。」とか「以前捨てて後悔したんです。」なんて、シケたこと言ってる場合じゃなかったかも。
人生は思いのほか短いですからね。
思い出を捨てられない人はヒマなだけだ。
このフレーズ、ウケる…。
おわりに
最後になりましたが、『捨て本』がどんな本かとひとことで言えば、ホリエモンさんの半生を、断捨離にからめて語った本です。
断捨離本、ホリエモンバージョンといったところです。
最近、こういう、著名な方の断捨離本が増えているような…。私のような人がターゲットなのかしら?
まあ、それはさておき、刑務所に入って、いったん全てを断捨離せざるをえなかった人だからこそ、常人には思いつかないような視点を持つことができたのかも知れません。
私が感想に替えて取り上げたのはほんの一部です。他にも「なるほど!」という気づきは色々ありました。
読んでみると、新たな「捨て基準」ができ、断捨離がはかどるかも知れませんよ!