ものを捨てるのに迷ったら、捨てるか捨てないかについて書きます。私は、以前は「迷ったら捨てる」と自分にいいきかせ、頑張って捨てていた時期がありました。
私は、もともと「捨てられないタイプ」ですので、「迷ったら捨てる」という言葉に助けられ、ずいぶん色々と手放すことができました。
でも、このやり方は「後悔」を生んでしまうことに気づき、今は「迷ったら捨てない」ようにしています。
「迷ったら捨てる」のメリットとデメリット
「迷ったら捨てる」をモットーにしていると、とにかく何でもどんどん捨てられます。これが最大のメリットです。とにかくものを捨てたい、減らしたいというときは、役に立つ考え方です。
デメリットとしては、先にも書いたように「後悔が残ることもある」ということです。
また、個人的には「迷ったら捨てる」は、私にとって「借りてきた言葉」であって、何となく盲目的にこの基準に従ってものを捨てていると、やらされてる感みたいなのもありました。
嫌なのは「後悔すること」
捨てて嫌なのは、後悔することです。「ああ、捨てなければ良かった」という後悔です。
ところが、実をいうと、「迷ったら捨てる」というやり方で、捨てたものに関しては、後悔はあっても困っているものは1つもありません。
変ですね。
困っていないというのは、今、それなしでも生きているからです。でも、困ってないくせに後悔しているというのは、「ああ捨てなければ良かったな」と、気持ちの上で想いが残ってしまっているからなのです。
これは、忘れてしまえば、どうってことないのかも知れないのですが、気持ちがついて行ってないのに、捨てることを強行したために、自分の心が怒っているということだと思います。
「迷っている」のは「迷っていたいから」
ものを捨てるという「手作業」をするとき、自分の心を置き去りにしないことが大事なのかなあ、なんて思います。
心が迷っているのは、まだ「迷っていたいから」なので、頭では不要品でも、心にとっては必要なものなんだと思います。
「迷ったら捨てない」で、迷いが消えるまで待つ
迷ったら捨てないで迷いが消えてから捨てた方が「後悔」しません。そのことに気づいてから、迷ったものは捨てないで、迷ったままにしておくようになりました。
それでも、それなしでも生きてこれた
それでも、今まで捨てたものは、「それなしでも生きてこれた(何も困らなかった)もの」です。
後悔があったかなかったか、だけです。
ですから、誰か他人の手ではなく、自分の手で捨てたのだったら、捨てても捨てなくても、どちらでも大差ないのかも知れません。「それなしでも生きてこれたから」です。
そう思って、過去捨てて後悔したものについては、「後悔」という気持ちを断捨離しようと思っています。