マンションにしても一戸建てにしても、住居に関して「購入か賃貸か」という議論は、様々な立場で繰り返されています。
私は、セカンドハウスとして購入も賃貸も両方検討しながら思ったことですが、実は、このような議論はそもそもナンセンスなのではないかと思いました。
その理由を書きます。
購入か賃貸か議論はナンセンスだと私が思う理由。
その理由というのは、不動産は一点もので、自分で購入か賃貸かを選ぶことはできないからです。
不動産は一点もの:購入か賃貸かは選べない。
例えば「本」は、一点ものではありません。図書館で借りることもできますし、購入して所有することもできます。
でも、マンションは一点ものです。売るか貸すかを決めているのは所有者であって、買い手側や借手側が選ぶことはできないのです。
投資用のマンションなどで、所有者が「売り手を捜しつつ、賃貸の募集も同時にする」ということがあります。
選べるとすればそういう場合だけです。
多くは「売りたい」か「貸したい」だけです。
ですから、コチラ側はいくら「買いたい」と思っても、所有者が「貸したい」と言っている限り購入することはできないのです。
どうしても自分でマンションを購入して所有したいと思うなら、いくら気に入っても、別の売りに出されている物件を探すしか仕方ありません。
気に入った物件が「たまたま賃貸だった」というだけ。
私は先日、今回私が賃貸契約したマンションについて書きました。以下の記事です。↓
ペントハウス気分の最上階角部屋の賃貸マンション(私のセカンドハウス12)。
この記事の中で、賃貸のメリットについて語っていますが、借りた本当の理由の大元は、気に入った物件がたまたま賃貸だったからでもあります。
私は、賃貸契約した不動産会社に、部屋を案内してもらいながら「この物件は売りに出してないのか?」と聞いてみたりします。
「賃貸だけです」と言われるだけです。
まあこれは仕方ないでしょう。賃貸と分譲の両方を扱っている不動産会社にしても、窓口もマーケットも別だからです。
でも、賃貸募集している物件は売りには出されていないというのが普通なんです。
物件に焦点をあてると、購入か賃貸か議論はナンセンス。
購入か賃貸か議論は、ライフスタイルを焦点に行われています。
今回のこの私の記事は「物件そのもの」を焦点に書きました。
海外の翻訳本などを読むと、「借りていた物件を買い取った」などという、実に不思議なことが書かれています。
日本でも、一戸建ての世界では、このような不思議なことはあるのかも知れません。
実際、かつて田舎の知り合いが、借家をオーナーに「買いたい」と交渉していたのを知っています。上手くいきませんでしたが。
でも、マンションとなると、なかなかこのような現象にはお目にかかれません。
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おわりに
購入か賃貸か議論はナンセンスだと私が思う理由について書きました。
「特定のこの物件に住みたい!」となると、購入か賃貸は住む側が決めることではなく、所有者側が決めることになります。
マンションは「出会い」です。
「出会い」があったら、購入か賃貸かは「相手が決めること」だったりもするのです。