今日は「To Do リストは書かないのがおすすめ」という話です。ミニマルライフの一環として、無駄な仕事を捨てることにしました。
私は自宅で仕事をしています。ちなみに、紙媒体の制作の仕事で、メールでデータ納品しているのですが、完成するまでは、何度も修正が入ったりします。
平行していくつかの仕事が動いていることも多く、いつも決まったノートにその日に作業するTo Do リスト(やることリスト)を書いていました。
ところで、仕事とか、ブログとか、家事とか、色々な種類のやるべきことがごちゃ混ぜになり、「いっぱいいっぱい」「間に合わない!」と感じることがよくあります。
それで、先日、ふと、To Do リストを書くのをやめてみたのです。
すると、その方が作業が早くはかどり、時間にゆとりもでき、ストレスがたまりにくいことがわかりました。
To Do リストのデメリット。
To Do リストのデメリットは、ズバリ、「To Do リストを書くのに時間がかかる」ということです。
To Do リストというのは、仕事の効率化の本などに書かれている、その日にやることをリストアップしたメモです。
私はそのリストを、いつもノートに書いて、やり終わったらチェックマークをつけ、次の作業にとりかかる…という感じで色々な「やるべきこと」に取り組んでいました。
To Do リストは、以前会社に勤めていたときも会社で書いていました。それが自宅で仕事をするようになってからは、家でもそうするようになっていたのです。
でも、これが最近うまく回らなくなってきていたのです。
To Do リストが書けるのはヒマな人。
上手く回らなくなった理由は、「忙しすぎるから」「やることが多すぎるから」です。以前、To Do リストを書けたのは、相応にヒマだったからに違いありません。
独身で、ブログ等書かずに、家事もしてもしなくてもどちらでも良かったときにくらべて、再婚してからは、家事という作業も増え、猫もときどき色々な要求をしてきます。
そういう合間を縫って細切れ時間で仕事やったりブログ書いたり…と、バタバタ過ごすうちにあっという間に夕方。夕方からはもちろん、夕食の支度が待っているわけです。
夕方、片付かないTo Do リストを眺めると、「まだこんなにも出来てない」と、ため息が出、いつも心の底で焦っていました。
さらに夕食後、片付かないTo Doリストに取り組むため深夜まで作業するという悪循環に陥っていました。
仕事がたまればたまるほど、リストばかり増えていき、リストを見ていると、全てが嫌になってしまうのです。
To Do リストのメリット
ここで少し、To Do リストのメリットを書いておこうと思います。To Do リストの最大のメリットは、仕事のモチベーションアップです。
やる気イマイチの仕事でも、リストを作ってチェックを入れていけば、「やった」というい達成感を味わえます。
ですから、ある程度余裕があって、だらけてしまう自分に何とか仕事に手をつけさせるためにという状況なら、To Do リストはそれなりに役に立ちます。
でも、やるべきことは、モチベーションや達成感には無関係にやらなければならないのです。
なぜTo Do リストを書くのか
そもそもなぜTo Do リストを書くのかというと、一番の理由は「やるべきことを忘れないため」だったはずでした。とりあえずメモして、ノートに覚えておいてもらえば、忘れても大丈夫というわけです。
その方が今目の前の仕事に集中できるという効果があるハズでした。
でも、これって、ある程度自分のマイペースでやれば良い状況下では効を奏しますが、仕事先の急ぎの要求、家事の要求など、不測の事態がしょっちゅう訪れると、リストなんて意味がなくなってしまうのです。
To Doリストの完成にはこだわらない方がいい
それらの細かいことまでリストアップしていたら、それこそ時間がありません。逆にTo Doリストを完成させようとこだわると、さらに時間がなくなります。
私はリストの完成にこだわるあまり、やった後リストに書いてチェックするというアホなことをしていたときがありました。
これは、すでに終わった仕事をメモしているわけですから、To Doリストというよりは、日記です。当然、時間はその分なくなるのです。
5分で終わる仕事はリストに書かずに片付ける
まずほんの少しの時間で終わる急ぎ仕事は、リストに書かないでその場で手を止めて先に片付けてしまった方が効率がいいです。
急ぎの仕事なんて、そのときにただ片付けてしまえば、それで終わるのです。
To Doリストは毎日書き直さない
もしどうしても何かやることをリストにしておきたいなら、あまり急ぎではない大きめの仕事だけにしておく方が良いですし、毎日書き直す必要もありません。
毎日書き直していたら、同じフレーズを書くわけですから、それこそ時間の無駄です。
「忘れてもOK」
To Doリストを完全に手放すのに、「忘れたらどうしよう」という恐怖心があります。でも、そこを、「忘れてもOK」ということにすると上手くいきます。
人は、本当に大事なことならリストに書かなくても覚えているものです。
それに、細かい急ぎの仕事の1つや2つ、忘れてもどうってことないのです。もし、忘れていたら、「頼んだはずだけど。」と、相手の方から言ってきます。
「すみません、忘れていました。」と言ってすぐにやれば良いだけです。その分、自分の評判は多少落ちるかも知れませんが、評判が多少落ちたって気にしなければ良いのです。
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「書くのが好きな人」の落とし穴
To Doリストを書いていた、もう1つの本当の理由があります。それは、「書くことが好き」ということです。
書くことが嫌いな人は、例え上司に書けと言われても書かないと思います。言われた直後は書くかも知れませんが、その後はすぐにサボるはずです。
そういう人は、幸いです。もう一生To Doリストなんて書く必要はありません。
私はノートに何か書いたりするのが好きな性分なのです。それで自ら好んでTo Doリストを書いていました。
また、ついノートを見るとわくわくして買ってしまったりする方ですし、買えば買ったで何か書きたくなります。
ノートやペンをただ使いたいだけだったりします。
おわり
これからは、もしノートに何か書きたくなったら、ブログネタでもメモしようかと思います。
何も書くことがないときにTo Doリストはとりあえず便利なネタでした。またヒマができたら趣味で書いてしまうかも知れませんが、それはもう単なる趣味です。