断捨離したくて、やろうと思っても、なかなか捨てられない、重い腰を上げられない、というとき、まず頑張って私が手をつけるのは「ゴミ」です。
「えっ!? ゴミなんて、断捨離以前の問題じゃないの?」なんて思うかも知れません。私も少し前まではそう思っていました。
ところが、最近、気がついたのです。私は「ゴミを捨てる作業が嫌いだ」ということに気づいたのです。それで、捨てるのがただ単に面倒で放置してしまうのです。
元々は汚部屋の住人だった私は、遺伝子レベルで汚部屋になってしまう要素が組み込まれているかのようです。
今の私が部屋をそこそこキレイにキープできているのは、キレイ好きな夫と、やはり「キレイな部屋に住みたい」という本来の欲望のおかげです。
ゴミを捨てるのがとても面倒
汚部屋に暮らしていた時のことを振り返ってみると、不用品以前に、単なるゴミさえも捨ててないということが思い出されます。
もし、ゴミ箱がすでに何かで一杯だったら、まず、それをゴミ袋に入れて、ゴミ捨て場に持って行き、部屋からゴミを出すようにします。
キッチン回りの生ゴミが、悪臭を放ったりしていないでしょうか? 鼻をかんだティッシュが床に転がったりしていないでしょうか?
ポテトチップスの空き袋や、噛み終わったガムを包んだもの、お菓子の細かい袋などがそのままになっていないでしょうか?
コンビニのお弁当箱や割り箸、飲み終えた缶コーヒーや牛乳やジュースの紙パック…捨てるのは、本当にとても面倒です。汚部屋に住んでいれば、面倒だと感じる感度はさらにアップします。
断捨離で最もハードルが低いのはゴミ
それでも、まず私が一番最初に断捨離すべきなのは、ゴミだと思います。何故ならば、「明らかなゴミは、不要品だと判断するのに迷いがないから」です。
ゴミは、迷いなく捨てられますので、「捨てようかどうしようか」迷わなくて済む、最もハードルの低い断捨離だと言えます。
断捨離のメインイベント(だと私が思っている)、不要品の処分以前の問題なのです。
自治体のゴミの捨て方を調べる
でも、ゴミだと思ってバカにするものでもありません。ゴミを捨てるのさえも面倒だという人(かつての私)は、自治体のゴミの捨て方もロクに知らなかったりします。
コンビニの弁当箱だけ考えても迷ってしまいます。洗ってプラスチックゴミとして捨てるのか、それとも燃えるごみとして捨てるのか、など、自治体によって、色々です。
捨て方に迷うせいで、とりあえず放置してしまうものも案外多いのではないでしょうか。化粧品の空いたボトル、スプレー缶など、結構ハードルが高かったりします。
でも、ここで1つ1つ丁寧に、自治体のルールを調べながらゴミを捨てていくと、あとで「不要品を処分する」という段階に突入したとき、作業がとても楽になっているハズです。
ゴミを捨てるのにも、ある程度「スキル」が必要なのだということがわかると思います。
まとめ
以前、「面倒だから」というだけで、何もかも同じビニール袋に放り込んでゴミ捨て場に持って行った次の日の朝、ドアに「分別してください」とマジックで書かれた張り紙が貼られ、捨てたビニール袋がドアの前に置いてあったことがありました。
ビニール袋は開けられていて、ズサンに捨てた郵便物から、私の住所を見つけて、当時私が住んでいたアパートの前に持ってきた様子でした。
かなり情けない過去の話です。でも、それ以来、ゴミの捨て方をちゃんと調べて、手抜きをせずに、きちんと捨てるようになったのです。
今でも、ゴミを捨てるのはとても面倒だと思っています。でも、ゴミを捨てた後は、やはり、捨てた分だけ、爽やかな新鮮なエネルギーが、部屋に流れ込んでくるのです。