パーソナルカラー診断で黒が似合わないことがわかったので、服を処分しています。今回は、黒いカーディガン3枚を手放すことにしました。
処分しながら気づいたことがあります。
それは、もう「似合わないことがわかったから」という前に、そもそもこの3枚のカーディガンは、買った時から要らない服だったということです。
今回処分したのは、去年の春から夏にかけて買った3枚で、まだ新しいのに、着たのはほんの数回でした。
こういう服を捨てるときは、本当に心が痛みます。でも、それだからこそ、本当はもっと早く処分しても良かったのです。
「似合わないことがわかった」ことで、ようやく踏ん切りがつきました。
無計画に買った3枚の黒いカーディガン
無計画とは、コーディネートを考えずに買ったということです。「黒は便利」「黒は何にでも合う」「とりあえず黒」という概念を、私は持っていました。
この考え方が、そもそも無駄な服を増やす原因になっていました。
1 Vネックの黒いリブ編みのカーディガン
去年の3月の終わり頃、このカーディガンを買いました。着なかった理由はいくつかあります。
一番の理由は「何となくあまり似合わなかったから」です。多分、ちょっとした形とかシルエットとか、デザインが今ひとつしっくりきませんでした。
試着したときはそれほど気にならなかったのです。「まあいいか」って感じでした。
でも、これがそもそも失敗ですね。最初から「気に入った」ではなく、「まあいいか」だったわけですから。
その他にも、飼っている猫の毛がつきやすい素材で、外出の時にコロコロでいちいち掃除しなければならないとか、生地が厚すぎる気がしたり、色々ありました。
でも、何より「デザインがしっくりこない」のが一番の原因でした。もししっくりきていたら、自然にもっと「着たい」と思ったはずなのです。
2 丸襟の薄手のカーディガン
上のカーディガンが何だかしっくりこないので、その一週間後、さらにこのカーディガンを買いました。
でも、このカーディガンも、やっぱりしっくりこなかったのです。
これらの2つのカーディガンは、同時期に、別の色のカーディガンを買っていました。ターコイズブルーとコーラルオレンジのカーディガンでした。
夫に「服の色が暗い」と言われていたこともあり、「もっと明るい色の服を着よう」と思って、黒以外の他の色を買ってみたのでした。
それで、毎日、朝、服を選ぶ時、黒以外の他の色の方に自然に手が伸びていったのです。
黒がないと何となく落ち着かない気持ちで、黒にこだわって、似たようなものを2つも買ってしまいましたが、結局私が一番気に入らなかったのは、「黒という色」そのものだったのだと、今になってやっと気づきました。
3 ベージュと色違いで買った黒いカーディガン
このカーディガンは、何と398円という安さでした。そんなこともあって、ベージュと2枚購入したのです。色違いという考えも、服を増やす原因ですよね?
多少透ける素材で、シルエットなどの形は気に入っていました。
でも、実際に着たのは、ほとんどベージュだけです。
というのは、私は、ボトムスには、黒っぽいものを着ることが多く、 黒いカーディガンはボトムスと被ってしまうので、コーディネートすることができなかったのです。
このことは、今回捨てた3つのカーディガン全部に共通して言えることでした。
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「とりあえず黒」という考えが服を増やす
「黒は基本」「とりあえず黒」などと、私は、色違いの似たような服を買うときは、ほぼ必ず黒から揃えるクセがありました。
ボトムスはもちろん、靴やコートも同じです。
その上、「あのボトムスと合わせよう」という、具体的なコーディネートがありませんでした。
何となく「黒は便利」「まずは黒」と、例え着なくても、「持っていれば安心」「なければ不安」だったのです。
黒にしがみついた理由は不安
でも、どうしてこうなったのかというと、「似合う色がわからなかったから」だと思います。黒なら誰にでも似合うから自分にも似合うハズだと思い込んでいたんです。
似合う色がわからないまま、ただ不安で、黒にしがみついていたのです。おかしいですね。
でも、そんな気持ちと一緒に、3枚のカーディガンを手放すことにします。もう似合う色がわかったので、黒はなくても大丈夫だとわかったのです。
これでまた一歩、脱黒服系ミニマリストに近づきました。黒服処分はまだまだ続きます。