晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

他者を尊重する(自分で自分の親になる方法9)。

今日は「他者尊重する」というルールについて書きます。

インナーチャイルドが癒されていないと、他者を尊重するということができなかったりします。

「自分で自分の親になる方法」シリーズ記事の9回目です。

「他者を尊重する」という新しいルールをインナーチャイルドに教えるのが、自分で自分の親になるための9つ目の方法です。

それでは、「他者を尊重する」というルールについて書きますね。

 

ルール9:他者を尊重する

この記事は、ジョン・ブラッドショー著『インナーチャイルド(改訂版)本当のあなたを取り戻す方法』から、ヒントを得て書いています。

まず、上記の本から引用します。

他者の感情、要求、望みは尊敬され尊重されるべきである。他者を冒瀆することで自責の念にかられ、それを受け入れなければならなくなる。

ジョン・ブラッドショーさんは、このルールを「黄金のルール」と言っていますが、私にとって最も難しいと感じるルールでもあります。

本の中では子供を虐待してしまう親の例などが挙げられていますが、私自身の現在のことを考えると、「夫をコントロールしようとしてしまう」という例が挙げられます。

ですから、この記事では、夫との関係について書きます。

私なりの注意。

他者を尊重すると聞いて、誤解しないようにしたいのは、「自分よりも相手が偉い」とか「自分が下で相手が上だ」ということではありません。

まず、以下に「ルール1」と「ルール2」のリンクを貼らせていただきます。↓

感情は感じるままでOK(自分で自分の親になる方法1)。

それで「自分はどうしたいの?」という魔法の質問(自分で自分の親になる方法2)。

上記の記事でお伝えした内容は、「自分の感情を尊重する」ことと「自分の欲求を尊重する」と言い換えることもできます。

まず、自分の感情や欲求を尊重するのが大前提です。

その上で、自分と同じように相手も尊重するのです。

ですから、上下関係ではなく、どちらも同様に尊重するということです。

夫の不機嫌は夫の自由。

このルールを語るのに、一例として、「夫の不機嫌は夫の自由」という見出しをつけました。

自分の感情や欲求を大切にするにあたって、「夫の機嫌はとらない」「夫の機嫌ではなく自分の機嫌をとる」「夫の機嫌は夫の責任」ということを、私は強調してきました。

それで、顔色を伺ったり、機嫌とったりするのやめようというわけです。

夫が不機嫌な顔をしていると「自分が何か悪いことをしたのではないか?」と思うクセをやめようというわけです。

でも、もう一歩つっこんでいえば、「夫の機嫌は夫の責任」であるだけでなく、「夫の機嫌は夫の自由」でもあるのです。

夫がいかにも不機嫌な顔をしている時があります。そんなとき、以前はよくご機嫌取りに声をかけたものでした。

「どうしたの?」なんて。

夫はうざったそうに「何が?」と言うので、「機嫌悪そうな顔をしているから、何か私が機嫌を損ねるようなことをしたのかと思って。」などと説明したりしました。

でも、こんなことをしていたときは、夫はますますイラつくばかり。

でも夫がイラつくのも無理はなかったのです。

というのは、上記のようなやりとりは、「夫にいつも笑顔でゴキゲンに笑っていて欲しい」という、私の自分勝手な夫の感情コントロールそのものだったからです。

夫は不機嫌なときはただ不機嫌でいたいから不機嫌な顔をしているだけ。

いつでもゴキゲンで笑顔でいなければならないと強要され、夫は怒っていたのです。

誰でもいつでもゴキゲンで笑顔でいる必要なんてないのです。

自分自身だって楽しく笑ったかと思えば何かにカチンときて怒ったり、何かを思い出して悲しくなったり不機嫌になったりします。

夫に不機嫌だからといって「どうしたの?」と心配するのは、「いつも笑顔でゴキゲンでいなきゃダメ!」と強要するようなものです。

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夫の不機嫌は夫の自由なんです。

だから放置です。

夫の不機嫌の場合、放置が一番ラクであるだけでなく、一番の愛情であり尊重することなのだと、インナーチャイルドに言い聞かせています。

夫の不機嫌は放置しておくのなおります。そして、機嫌が良くなってから仲良くするのです。

自分を尊重すると、他者への尊重は向こうからやってくる。

また、もう1つ例を挙げます。

私は、夫と私の2人で貯めた貯金を使って、夫が自分好みのセカンドハウスを買おうとするのが許せませんでした。

それなのに、「妻は夫に従うべき」なんて思い込んでもいたので、夫好みのセカンドハウスを探してあげていました。

ところが、実は私は自分のセカンドハウスが欲しいと思っていることに気づき、夫のセカンドハウスを探すのをやめました。

それで私好みのセカンドハウスを探し始めました。

そして自分好みのセカンドハウスが見つかりました(まずは賃貸ですが)。

私は自分の欲求を満たすととても嬉しくなり、「夫のセカンドハウスもあっても良いかなー。」という気持ちになりました。

そしてたまに探してあげるのです。これは、以前、嫌々探していたのとは全然違って、「探したいから探してる」という気分なんです。

不思議なものです。

自分の欲求を大切にすると、相手の欲求も自然に大切にしたくなってくるんです。

「自分の欲求を無視して夫の欲求を優先すべき」と自分が下、夫が上の上下関係でとらえていた頃は、他者を尊重する…というと、「他者を尊重しなければならない」だったのです。

それが、「他者を尊重したい」に変化したのです。

自分を尊重すると、他者を尊重するということが、向こうからやってきたのです。

ですから、「どうも夫のことばかり優先しているようで腹立たしい」と思ったら、どこかにまだ満たされていない自分の欲求があるのだと思った方が良いと思っています。

それで、さらに自分に「本当はどうしたいの?」と聞いて、自分をもっともっと尊重することが、もっと夫を尊重することにつながっていくのだとインナーチャイルドに教えているところなのです。

自分で自分の親になる方法シリーズについて。

このシリーズは、ジョン・ブラッドショー著『インナーチャイルド(改訂版)本当のあなたを取り戻す方法』という本からヒントを得て書いています。

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アマゾンで買えます。→

この本の280ページに「インナーチャイルドに新しい許可を与える」という章があります。

ここに「養育的なしつけ」として、10個の新しいルールが載っています。

この10個の新しいルールこそ、毒親から離れたあと、自分で自分の親になるのに有益なルールです。

自分で自分の親になるというのは、精神的に自立するということです。

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おわりに

今日は、「他者を尊重する」というタイトルで、自分で自分の親になるための9つ目の方法を書きました。

「他者を尊重する」と聞いて、毒親育ちの我慢体質だったりする人は、「嫌だ! これ以上どうやって他人なんて尊重するのよ! もう疲れたよ!」と思いますよね?

私もそのタイプ。

だから「黄金のルール」であると言われても「難しい」とも感じるのです。

そう感じるのは、自分と他人を長年「上下関係」で捉えてきたからです。自分NG、相手だけOKというわけです。

でも、そうじゃないんです。

自分もOK、相手もOKで、どちらもOKというのがこのルールの勘所(かんどころ)です。