晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

自分の居場所がなくなった。(私が汚部屋から脱出するまで8)

今日は「自分居場所がなくなった。」という話を書きます。

「私が汚部屋から脱出するまで」のシリーズ第8弾です。

2002年、18年前の35歳の時で、バツイチの私にとっての最初の結婚生活の最中(末期)、人生初めての断捨離の結果です。

私は、自分個人のガラクタをせっせと処分していきましたが、その結果として、ふと感じたのは「この家には私の居場所がなくなった」ということです。

 

元夫の居場所作りの断捨離。

約5ヶ月にわたる、人生初めての断捨離のコンセプトは、「夫の居場所作り」でした。

汚部屋住人だった元夫と私が住んでいたのは45㎡の2DKの賃貸マンション。二人のガラクタがひしめき合い、掃除はせず、ホコリにまみれていました。

汚部屋住人にありがちなマインド「部屋は汚い方が、ものがいっぱいある方が居心地が良い」と思っていました。

そんな私が突然断捨離を始めたのは、夫が突然家に帰ってこなくなり、それを何とかしたくて出会った風水の本に書かれていた「旦那さんは自分の居場所がないと家に帰ってこなくなる。」という言葉がきっかけでした。

それで、夫の座る席などに溢れ出していたガラクタを片付けるため、自分自身のガラクタを処分したのです。

約5ヶ月間、私は夢中になって自分自身のガラクタを処分しました。その結果、元夫は帰ってくるようになりました。

2DKの賃貸マンションは、2人の汚部屋住人のガラクタがあったわけですが、私がガラクタを片付けたため、家にあるガラクタは元夫1人分の量だけになりました。

ですから、まだまだガラクタはたくさんあったわけですが、半分が片付いて、以前よりはずっとすっきりした状態になっていました。

スッキリしたダイニングキッチンテーブルで向き合って。

そんなスッキリしたキッチンの、ダイニングテーブルに、久しぶりに落ち着いた気持ちで元夫と向き合っていました。

家に帰ってこなくなっていた時は、まるで別人のように常に怒って威張っていましたが、元夫自身もかなり落ち着いた態度になっていました。

詫びる夫と自分の居場所。

夫は、私が持ち物をたくさん処分したことについて、「ごめん。」と何度も言っていました。この謝り方は、ちょっと見当違いだとは思いました。

というのは、私は、このとき捨てたものは、何も後悔がなかったからです。

そんな中、私は、ふと、居心地の悪さを感じたのです。回りを見渡せば、元夫のものばかり。

「何となく、この部屋には、私の居場所がなくなってしまったような気がする。」と、自分の気持ちを伝えました。

元夫はさらに謝り続けていました。

モノは自分の居場所を作っている。

この時感じたのは、「モノは自分の居場所を作っているんだなあ。」ということです。

居場所は、ガラクタに占領もNGだけど、片付け過ぎもNG。

ここで1つ言えるのは、ガラクタに占領されて席をふさいでしまうことも居場所を奪ってしまうのですが、かといって、何もかも片付けてしまうと、逆に居場所を失うということです。

居場所という面から考えると、モノは多過ぎても少な過ぎてもいけません。

余談ですが、ときどき、片付け過ぎて夫が座っていた座布団や椅子などを撤去してしまう人がいるそうです。

そうすると、部屋はきれいに片付いたのに逆に夫が帰って来なくなってしまうことがあるそうです。

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また、居場所、ということを考えたら、家族全員のことを考えるべきですよね!

「夫の居場所づくり」だけでなく「自分の居場所づくり」も大切にしましょう。また、もし、お子さんや他にご家族が同居しているなら、どのメンバーの居場所も大切だと思います。

自分の居場所を失ったことは悪かったのか良かったのか?

ところで、ここで私が自分の居場所を失ったことが、悪かったのか良かったのかどうかということについて書きます。

処分したのは全部ガラクタだったので、何の後悔もないわけです。

ですから、断捨離のやりすぎとか捨て過ぎというわけではありません。

私がもしその後、元夫とやって行くことを決断すれば、元夫のガラクタ処分をお願いすることもできたし、自分の所有物はまた新たに増やしていけば良いだけのことだったからです。

物事はすべてそうですが、「自分の居場所を失う」という物事自体は、良くも悪くもありません

とらえ方次第というか、状況次第で良くも悪くも転ぶだけです。

この場合、私は後で元夫とはわかれる決断をすることになり、「自分の居場所を失った」ということ自体、背中を押してくれるエネルギーになりました。

当時の私にとっては、結果として、良い方に転んだのだと思っています。

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おわりに

今回は、人生初の断捨離の結果、「自分の居場所がなくなった。」ということについて書きました

モノは所有者の居場所を形作っています。処分するとその分居場所が形を変えます。

「自分の居場所がなくなった。」というと、一見ネガティブにも見えますが、再び居場所を作るとすれば、もしかしたら別の部屋に作った方が良いのだというお知らせかも知れません。

汚部屋から脱出する時が来たのかも知れません。

この続きは以下の記事です。↓

不用品を捨てることで見えてきたものとは?(私が汚部屋から脱出するまで9)