晴れやかブログ

元ミニマリスト、節約好き。

捨てるべき罪悪感とは? 「罪悪感」こそ本当の無駄。

捨てるべき罪悪感とは? 「罪悪感」こそ本当の無駄。というタイトルで書きます。

今ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』という本を読んでいます。昨年末に発行されたばかりの本です。この本の一節に罪悪感について興味深いことが書かれていました。

「断捨離が進んだけどまだしっくりこない。でも、何を捨てていいかわからない。」というようなとき、断捨離のヒントになると思いますので、その一節をご紹介しますね。

もしかしたら、もっと捨てるものが見つかるかも知れません。

 

本当の無駄は「罪悪感」。

まず、私が「ピン」ときた一節を引用します。

捨てることはもしかすると無駄なことかもしれません。でも、本当の無駄とは、「持っているのだから、使わなくては」という罪悪感なのです。この感情は想像以上に重い心理的圧力になります。

「持っているのだから、使わなくては」という罪悪感というのは、罪悪感に関する、新しい視点を持った定義です。

これを読んだとき、「えっ!? 罪悪感て、この感情のことを言うの!?」と思いました。

断捨離にまつわる罪悪感といえば、「捨てるのがもったいないという罪悪感」を真っ先に思いつきます。

でも、ドミニックさんは「持っているのだから、使わなくては」というのを罪悪感と言っています。

「持っているのだから、使わなくては」という気持ち、私もまだ幾つも持っています。

「手持ちのものの有効活用」と紙一重ですが、有効活用を検討しても、「まだ使い道が見つからない」という持ち物なら、「なるほど、これは罪悪感という無駄に違いない」と思わせてくれました。

私の手持ちの罪悪感を伴う無駄。

そこで、まず真っ先に思い浮かんだのが、買ってはみたものの、ほとんど着ていない洋服です。

もちろん、「有効活用」が先だと思うので、私は、無駄な買い物を増やさないためにも、ショッピングに出かけるよりは自分のクローゼットに向かうようにしています。

それでも、「やっぱりこの服はまだ着るアテが見つからないな。」というものがあります。例えば以下のカーデガンです。↓

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夏物なので、今は捨てませんが、もし、夏になってもコーデのアテが見つからなければ処分を検討しようと思いました。

また、着心地の悪い下着とか、1回着ただけでまだクローゼットに入っています。

それから、多すぎる文房具です。文房具に関しては昨年かなり処分しましたが、まだ在庫があります。

もう、使い切るにしてもシンドイものは処分することにしました。例えば以下のメモ帳です。↓

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左のメモ帳は、以前、何かを勉強しようと思って使っていたものですが、勉強自体をやめたので使わなくなっていました。

また、右のはブロックメモですが、同じ大きさの付箋はよく使います。

糊がついているかいないかで使い勝手がかなり変わるので、このメモ用紙がまだ残っているのに付箋は買い足しては使い切っているのです。

今の私には、この手のメモ帳が不用だとわかりました。

今回、罪悪感とともに処分しました。やはりスッキリしますね。捨てて良かったです。

もったいないのは罪悪感を持ってすごす時間。

それでも、時間がかかっても消費しようと決めているのなら良いのです。でも「使わなければ!」と見るたびに責められるように感じるなら、自分の心にダメージを与えていますね。

ローホーさんの指摘する罪悪感が無駄だというのは、自分を責める時間のことだと思います。

この感情は重たくつらいものです。それはものよりも自分の時間がもったいないということなんですね。

断捨離に役立つとても良い哲学だと思います。頑張って使おうとすること自体を手放したいと思います。

ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』

ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』について少し書いておきます。以下が本の表紙です。↓

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この本はアマゾンでも買えます→『捨てる贅沢』

ドミニック・ローホーさんといえば、『シンプルに生きる』が最も有名で、他にも何冊もシンプルライフや断捨離、ミニマリズムの参考になる著作があります

『捨てる贅沢』も同系統の著作で、もう何冊も読んでいるという人にとっては、真新しいことはないのかも知れません。

でも、「捨てること」「シンプルに生きること」に関して、ひと通りの哲学が書かれていますので、初めて読む人やこれから断捨離をはじめたいから指南書が欲しいという人にはおすすめな良書です。

私は『捨てる贅沢』を先日たまたま本屋さんで見かけてちょっとパラパラと立ち読みしたのです。

そのときに一番気になったのは、これほど「捨てる」ことについて書いていながら、一気に何もかも捨ててしまう極端なミニマリズムは良くないということを指摘していたことです。

私自身も同感だったので興味がわき、購入して読んだところでした。

それで、読んでいるうちに、今回記事に書いた「持っているのだから、使わなくては」という罪悪感という無駄に関する興味深い一節に出会って記事を書いたというわけです。

また、『捨てる贅沢』は、何となく文章が凛として美しく、スーッと気持ちよく読める本です。とても良かったので、『シンプルに生きる』も読み直したくなりました。

 

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おわりに

今回は、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』から得た断捨離のヒント、「持っているのだから、使わなくては」という罪悪感について書きました。

「そんなものとっくに捨てた」という人もいるかも知れませんが、私は、このヒントを使って、もう一歩断捨離が進みそうです。

この本で得た「気づき」はこれだけではありませんでした。別の記事でまた書きたいと思います。