必要なものにこそお金をかけず、欲しいものだけ買えば楽しい、というタイトルで書きます。
「本当に必要なものだけ買う」というのが、ミニマリスト的であり、節約にもなる…。
と、普通はそう考えます。
でも、最近『お金の減らし方』というとても面白い本を読んで、そうではないのだと思いました。
今日は、この『お金の減らし方』という本から得た気づきを書きます。そして、私の「節約」にスイッチが入りました。
『お金の減らし方』という本。
まず、『お金の減らし方』という本を簡単にご紹介します。
著者は、森博嗣(もり・ひろし)さんという、小説家でとてもお金持ちの方です。
以下がその『お金の減らし方』という本の表紙です。アマゾンでキンドル版を読みました↓
本の帯のコピーにも「収入の2割は必ず好きな事に使え!」と書かれていますが、まあ私が感銘を受けたのは、まさにこのことです。
本の中から、ちょっと引用します。
「欲しいものはなんでも買えば良い、でも必要なものはできるだけ我慢すること」
普通は逆だと思いませんか?
私はまるで逆に考えていました。
必要なものは買うのもしょうがない、欲しいものを欲しいだけ買っていては、キリがないので、どこかで線引きをして我慢しなければイケナイと考えていました。
でも、この本の著者の森さんに言わせると、全く逆なんだそうです。
一見、欲しいものは何でもかんでも買って良いという風に思えます。
でもそうではないんです。
結局のところ、「本当に欲しいものにお金を使うために、たいして欲しくもないものには安易にお金を使わない」という意味です。
全くまっとうな節約ルールです。
それに、森さんはミニマリストではありませんが、私は、ミニマルライフにもとても役に立つ発想だと思いました。
スティーブジョブズにも通ずるものがあります。
本当にやりたいことのために、他を最小限にする、ということだけなんですから。
ちなみに、森さんの「やりたいこと」「欲しいもの」というのは、自分の家の庭に鉄道を敷いて電車を走らせるということだそうです。
今はお金持ちですから、広大な土地を買い、夢を実現されたようです。
でも、お金がない時期から、その夢のために、収入の一部を貯金し、生活必需品などはできるだけ我慢したのだそうです。
本の紹介は以上にしておきます。
後は、私がこの本を読んで気づいたことを書きます。
必要なものを買うのはしんどい、欲しいものを買うのは楽しい。
必要なものを買うことが、以前から嫌いでした。食料品のような生活必需品て、買い物をしても全然楽しくないんです。
一方、欲しいものを買うのって楽しいんです。
買い物にもしんどいだけの嫌な買い物と、楽しい買い物があります。
皆さんは「必要なもの」と「欲しいもの」の区別がついていますか?
私はついていませんでしたが、今は分かります。「必要なだけのもの」は、買っても全然楽しくないです。
仕方なく買いにいきます。
でも、「欲しいもの」は買うのは楽しいです。
買って楽しいか楽しくないかで、必要なものと欲しいものの区別がつけられます。
たまに、「必要かつ欲しいもの」も存在します。
節約するべきは「必要なもの」
節約するべきなのは、「必要なもの」の方です、欲しいものではなく!
100円ショップとか、安く済ませられるものは安く済ませるということです。
食料品だって、すぐに食べれば見切り品だって新鮮です。
肉だってすぐに冷凍すれば数カ月持ちますし…。
そもそも「本当に必要かどうか?」自問自答してから買うべきです。
別のものやストックが家にあるかも。買い物自体しなくて良いかもしれません。
生活必需品の買い物、「買い物労働」とか言って、苦痛に感じる家事の一つと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような買い物ほど、可能な限り節約し、自分のヘソクリを増やした方が「楽しい人生のため」には良いのです。
どれだけ欲しいか?。
ところで、その「欲しいもの」についてですが、これも、「ちょっと欲しい」だけでは買わないのです。
一体どれほどの「度合い」で「欲しい」のでしょうか?
「本当に心の底から欲しい」というものだけにお金を注ぐために、「ちょっとばかり欲しいもの」「欲しいかも知れないだけのもの」「CMを見て、欲しいと思わされただけなのに欲しいと勘違いしているもの」などにはお金を使わないようにするのです。
これは、そもそも「本当に欲しい」ということが、どういうことなのかわかっていないと出来ないということです。
上述したことの繰り返しになりますが、
「ちょっとばかり欲しいもの」
「欲しいかも知れないだけのもの」
「CMを見て、欲しいと思わされただけなのに欲しいと勘違いしているもの」
など、または
「誰か憧れの人が持っているもの」
「流行しているもの」
などなど、私たちは実に多くの「まがいものの欲しい」を「自分自身の欲しいと勘違い」しています。
自分が何が欲しいのか、何をやりたいのか、どう生きたいのか、全然わかっていないと「本当に欲しい」もわからないのです。
でも、もし、「本当に欲しいもの」がわかったら、それはどれだけ高くても買うべきものです。
でも、もし、今の収入ではとても買えないほど高額なものだったら…
クレジットカードで買って借金を募らせるのではなく、「お金が貯まったら買うために」収入の一部を貯金すれば良いのです。
本当に欲しいものがわからなければ、本当に欲しいものが出てきたときに買えるように、お金を貯めていけば良いのです。
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おわりに
「必要なものにこそお金をかけず、欲しいものだけ買えば楽しい。」というタイトルで書きました。
必要なものはできるだけ我慢し、本当に欲しいものだけにお金を使うようにしましょう。
だいたい、必要なものだけ買うなんていう人生は、無味乾燥で実にツマラナイものだと思われるのです。