パジャマは寝る時に必要かどうか? ということについて書きます。
パジャマというのは、寝る時に着る専用の服=寝間着(寝巻き)のことで、昼間着る服と夜寝る時の服を分けるかどうかという意味です。
私は、かつて「寝るときはパジャマに着替えねばならない」と思い込んでいました。
そして、最近この思い込みを手放しラクになりました。
今日は、パジャマに関する、私の思い込んでいた「思い込み」について書きます。
パジャマ(寝巻き)にまつわる思い込み。
パジャマ(寝巻き)に関して、私が長年、思い込んでいたことは、主に以下の2つです。
パジャマ(寝巻き)に着替えないなんてだらしない。
パジャマ(寝巻き)は睡眠の質をあげるのに重要。
ちょっと詳しく書きますね。
「パジャマ(寝巻き)に着替えないなんてだらしない」という思い込み。
まずは、「だらしない」ということについてです。
私は、長年、寝巻きに着替えないのはだらしないと思い込んでいました。
原因は長くなるので書きませんが、とにかく「だらしない、着替えなければならないもの」だと思い込んでいたんです。
でも、パジャマというのは、インド人がはいていたブカブカのズボンのことで、これをイギリス人が植民地化した頃、マネをして寝るときに着るようになったことでできたそうです。
日本は和服をやめて洋服の文化に移行しました。
それが現代の衣料品業界を通じて、何だか「日本の当たり前」みたいになっているだけです。
一方、寝巻きですが、日本人は、昔はそれほど明確に分けていなかったようです。
平安時代の貴族は十二単を脱ぎ、下に着ているもので寝たようです。
庶民は、明治になってからも、帯だけ解いて寝たようです。
昼間の服の「締め付け」と「重たさ」だけ脱ぎ、ラクな服装で寝たわけです(今、私が目指したいのはここです!)。
寝巻きに着替えなければ「だらしない」という発想はなかったのではないかと思います。
特に庶民は「だらしない」どころか、貧しくて寝るときに着替えるためだけの服なんて持てなかったのではないでしょうか。
着替えなければ「だらしない」というのは、パジャマを売りたい人たちが言い始めたのではないかと推測します。
そのように考えてもらった方が、パジャマという新しい着物を売ることができるからです。
また、単純に元々洋服文化だったヨーロッパ人などと、日本人の文化の違いによる感覚の違いがありますね。
温泉旅館のロビーを浴衣でウロウロするのと同じ調子で、ホテルの廊下などを浴衣でウロウロするというのを、欧米人がみて、「日本人は寝巻きでウロウロする」と驚かれることがあります。
欧米人にとって、寝巻きは寝室だけのものだということです。
このへんが「だらしない」の発生源かと思われます。
でも、別に、欧米の考え方が全てではありません。
寝るときはラクなら何でも良いし、起きているときの普段着と明確に分ける必要はないと、今、私は思っています。
冬なら、セーターの下にユニクロのコットンフライスのTシャツを着て、寝るときはセーターだけ脱ぐとか…。
それで十分かな、みたいな気がします。
「パジャマ(寝巻き)は睡眠の質をあげるのに重要」という思い込み。
夜、専用の寝巻きに着替えるのは、睡眠の質を良くするという説があります。
でも、これは、よくよく考えてみれば、「パジャマを売りたい人たちの売り文句」だと思われるのです。
実際に科学的根拠があるのかないかはわかりません。
ベッドや枕に関しても同様のことが言われることがあります。
「パジャマに着替えなければ睡眠が浅くなってしまう!、本当は良く寝れてない!」などと、かえって神経質になっていた時期がありました。
私は、ベッドは気に入っているマットレスがありますが、枕に関して言えば、かなり以前、とっかえひっかえ試したことがあり、どれも期待した安眠は得られませんでした。
今は私はタオルケットを折り畳んで、バスタオルでくるんだものを枕にしていた快適です。
本人に合っているかどうかの方が重要なんだと思います。
本人に合っているというのは、本人がラクだということです。
本人がラクなら何でも良いということです。
裸がラクだという人もいるくらいですから。
わざわざ寝巻きに着替えなければ…という思いの方がストレスになってしまうこともあります。
また、たいてい、パジャマというものは、ペラペラの寒い生地で出来ていることも多く、部屋着として使うのは困難ですし、ちょっと外に出るだけという気楽さもありません。
パジャマは寝る時に必要かどうか?
結論を言えば、寝るとき専用だけの服というのは、ぜひ必要でないものだということになります。
また、昼間の服と完全に明確に分ける必要もないと思っています。
昼間の服がラクならそのまま寝ても良いし、外出着など、気の張る服を着た時は、普段着兼パジャマのようなラクなものに着替えても良いということです。
無理に分けようとしてもなかなか分けられず、どうしたものかと思っていましたが、「明確に分けるのはやめる」という結論に達し、ようやくラクになりました。
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おわりに
「パジャマは寝る時に必要かどうか?」ということについて書きました。
当たり前だと思っていることも、実は「ごく最近言われ始めただけ」だったり、「どこか遠い国の日本とは無関係な常識」だったり、「お金儲けの都合でそのようになっている」ということもあります。
このようなことは自分の本質とは無関係なのです。
パジャマに着替えない自分は「だらしない」と、自分を責める必要はなかったのです。
もし何か自分を苦しめている奇妙な基準があるのなら、一度疑ってみた方が良いのではないかと思います。
きっとラクになるはずです。