晴れやかブログ

元ミニマリスト、節約好き。

本当に必要なものとは? (ドミニック・ローホー『捨てる贅沢』レビュー4)。

今回は、「本当に必要なものとは?」というタイトルで、必要と不必要ということについて書きます。。

この記事も、ひきつづき、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』という本を読んでピンときたことです。4回目のレビューですが、これで最後にします。

それでは本題です。

ミニマリストは持ち物に関して、よく「必要なものだけ」ということを考えます。私もです。でも、ときどき「必要かどうか」だけではツマラナイ、淋しいと感じるのです。

このことに関して、ドミニックさんは、興味深いことを書かれていました。

 

必要と不必要で測ることはできません。

「必要と不必要で測ることはできません」という見出しがついた節があります。私は、「おやっ!?」と興味をひかれました。

この節から、引用します。

「人は、用だけを済ませて生きていると、真実を見落としてしまいます。」

私たちが必要なモノだけ買っていたら、お金を稼ぐのは何の役に立つのでしょう?

あなたが「お金を無駄遣いした」という感情を持たずに素敵なハンドバッグを買ったとしてもそれでいいのです。それは単に楽しみを買うことになったわけですから。

「楽しみ」にお金を使うことが話題になっているわけです。

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写真はイメージです。私のではありません。

「楽しみ」にお金を使うことをすでに「必要なものカテゴリー」に入れて、うまく生活を回しているように見えるミニマリストさんもたくさんいます。

まあ、ドミニックさんは、「楽しみ」というものを、「不必要なものカテゴリー」に入れてしまっているようなので、こういう表現になるのだとは思います。

私はどうやら、自動的にドミニックさんのように考えてしまうタイプで、「必要」ということばに、「楽しみ」をカテゴライズしにくいんです。

実際、私は、「必要かどうか」で断捨離を行い、後でとても後悔したことがあったのです。(具体的にはぬいぐるみ)

「楽しみ」を「必要」と考えられる人は良いのです。

でも、「楽しみ」を「必要」と考えられない人が、「必要」と「不必要」だけで持ち物を判断すると、本当に人生はいろどりのない、ツマラナイものになってしまいます。

本当の無駄遣いとは?。

ドミニックさんは、さらに以下のように言っています。

無駄遣い、または浪費とは、よく分からないまま買ってしまう行為のことを言うのです。

多くの画用紙と時間を無駄遣いして、ある日美しい絵画が完成するのです。

ですから、どの買い物が無駄だったのかなんて、一概には言えないわけです。私は先月、ユニクロでTシャツをたくさん買いました。

ヒートテックを買おうと思ったのですが、予定外にコットンフライスのTシャツを買ったのです。無駄かも知れないと思いつつも、やっぱり生活の中で使って試さないとわからないこともあるので、無駄を承知でそうしたのです。

不必要の必要性。

それから、ドミニックさんは、さらに以下のように言っています。

何もしない時間さえ必要なのです。それはまさに生きている瞬間を味わうため。従って何事も後悔してはなりません。

もしすべてが必要なことばかりであったなら、人生はどれだけつまらないものになるでしょう。

カフェでボンヤリ、コーヒーを飲むことが、私は好きです。本を読むこともありますが、ただボンヤリすることだけでリフレッシュします。

家でただボンヤリすることもあります。そして「そんな時間がもっと増えたら人生楽しいな。」と思っています。

ドミニックさんは、本当に良いことを言ってくれたなあと思いました。

ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』

最後に、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』について少し書いておきます。以下が本の表紙です。↓

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この本はアマゾンでも買えます→『捨てる贅沢』

ドミニック・ローホーさんといえば、『シンプルに生きる』が最も有名で、シンプルライフや断捨離、ミニマルライフに役立つ書籍はたくさん発行されています

『シンプルに生きる』が発行されたのが2010年、それ以来、「断捨離」という言葉が流行るとともに、多くの人がものを捨て始めました

「捨てる」テクニックについては語り尽くされているかのように思えましたが、『捨てる贅沢』は、ちょっとした新しい視点を持って、捨てる哲学が語られています。

それでも、ただ新しいだけでなく、過去に出尽くしたかのようなベーシックなことすべてが書かれていますので、初めて「捨て本」を買うという人にも、とてもおすすめな本です。

応援に感謝してます♡

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おわりに

ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』から、共感した部分を勝手に取り上げ、4回に渡ってレビューを書いてきました。今回でレビューは終わりにしたいと思います。

この4回分の話題は、私が勝手にとりあげただけですので、読む人によって、ピンとくる箇所は皆、違っているだろうと思います。

気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。