晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

シンプルとは何もない白い部屋で暮らすことではない (ドミニック・ローホー『捨てる贅沢』レビュー3)。

いきすぎたミニマリズムに対する批判を書きます。

この記事も、ひきつづき、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』という本を読んだことがきっかけになっていますが、「気づき」というよりは共感した点です。

もちろん、自分にふさわしいモノの数は人それぞれ。ですから、必ずしも「いきすぎたミニマリズム」が「いきすぎ」かどうかはわかりません。

「いきすぎ」こそ快適でちょうどいいという人もいるかと思いますので、多少の余計なお世話ではあるのですが、ミニマリズムの名のもとに何もかも捨てたのに「何だか自分は幸せじゃない。」と思っている方には特におすすめな記事です。

 

いきすぎミニマリズム考。

まずは『捨てる贅沢』から、いきすぎミニマリズムについて共感した言葉をいくつか引用しますね。

ミニマリズムの名において、何もかも捨てないこと!

シンプルとは何もない白いインテリアの部屋で生活することではありません

ミニマリストになるためにすべてを捨ててしまってはいけません。モノを処分することが私たちの人生を導くものであってはならないし、ましてや一時的な流行で私たちを縛る制約であってもならないのです。

共感できる文章は、まだまだたくさんありますし、もっと引用したいくらいなのですが、そうすると、この記事自体、私の記事ではなくなってしまいますので、このくらいにしておきます。

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ちなみに、「いきすぎミニマリズム」というのは、私が思いついた言葉で、ドミニックさんのものではありません。

ドミニックさんは「似非ミニマリスト」「ネオミニマリスト」なんていう言い方もしています。

そして、ドミニックさんは、ミニマリズムの全てを批判しているわけでもないのです。

いきすぎミニマリズムの問題点。

いきすぎミニマリズムの問題点というのは、まずは、感性が鈍くなってしまうことです。以下にまた『捨てる贅沢』から引用します。

モノが溢れる室内が息苦しく感じられるのであれば、真っ白で冷たい部屋は私たちを無感動にさせます。

それから、思考停止が問題です。モノ溜め込んだまま放置してしまうのも思考停止状態ですが、モノに向き合わず、何も考えずに捨ててしまうのも思考停止です。

大事なのは中庸。

「モノの溜め込み過ぎ」と「何もかも捨ててしまうこと」の間に丁度良い快適ポイントがあるはずなんです。

それは、人それぞれですが、快適ポイントを見つけるには、五感(感性)と思考が必要なのです。

何もかも捨ててしまったミニマリスト生活は長続きしないだろうと思っています。若い時の一時的なものか、リバウンドの一歩手前かも知れないなんて思います。

ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』と『シンプルに生きる』

最後に、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』について少し書いておきます。以下が本の表紙です。↓

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この本はアマゾンでも買えます→『捨てる贅沢』

ドミニック・ローホーさんといえば、『シンプルに生きる』が最も有名で、私も以前読んだことがありますが、『捨てる贅沢』が良かったので、『シンプルに生きる』も読みかえしてみました。

『シンプルに生きる』は、中古品を買い直しました。

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個人的には、『捨てる贅沢』の方が良かったです。

『シンプルに生きる』は発行されたのが2010年、当時はまだ断捨離が流行はじめたばかりで当たり前でもなかった時代です。そんな時代には新鮮だったでしょう。

断定的な口調で、「住まいの色の基本は、モノクロに限ります。」などと書かれていました。私は、当時、このような文を読んで、「ドミニックさんの考えは今の自分には向かない。」と思い、本もすぐに手放してしまいました。

ドミニックさんは禅寺の文化に影響を受けたそうです。

私は、『シンプルに生きる』を読んだ当時、何年か禅寺に通った直後で、そろそろその禅的文化に飽き飽きして息苦しさを感じていた頃だったので尚更でした。

『シンプルに生きる』で語られていることは、断定的とはいえ、ドミニックさん本人の快適ポイントにすぎません。

シンプルライフ、ミニマルライフに多大な影響を与えた『シンプルに生きる』は、今回記事で取り上げたテーマである、いきすぎミニマリズムを引き起こす一旦にもなっていたような気がします。

その点、『捨てる贅沢』は、うまく中和された主張になっているのです。『シンプルに生きる』に私が感じた「いきすぎ」「息苦しさ」がなくなっているとも言えます。

もしまだドミニックさんの本を読んでいない方が、「もしどれか一冊読みたい」と思うなら、私は『捨てる贅沢』の方をおすすめします。

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おわりに

今回は、ドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』の共感した部分、いきすぎミニマリズム批判を書きました。

この部分があったからこそ、『シンプルに生きる』に今ひとつハマれてなかった私が、ドミニックさんを見直し、好きになったのです。

ミニマリズムの名のもとに、何もかも捨ててしまって、呆然として感性と思考力を失ってしまった方には特におすすめです。