今日は、女性性を使って幸せになる方法について書きます。
この場合、「女性性」というのは、実際に自分の性別が男性か女性かということではなく、心の中使い方としての「女性性」です。
ですから、この方法は、男性にも使えます。
大ざっぱに言えば、男性性は与える性質、女性性は受取る性質、この2つの性質を自分自身の中で育てていくと、欲しいものを手にしたり幸せになっていくことができます。
それで、今日は、女性性を使って幸せになっていく方法です。また、そのために断捨離するべきものについても書きますね。
「ありがとう」で終わらせる練習。
女性性を使って幸せになるには、「受取り上手」にならなくてはなりません。そこでとても有効なのが「ありがとう」で終わらせるということです。
毒親育ちやアダルトチルドレンだったりすると、これがなかなか上手くできなかったりすることがあります。
例えば、友達が、何か自分にプレゼントをくれたことを想像してみます。
どうでしょうか? 「ありがとう。」で終わらせることができますか?
「ありがとう」よりも「申し訳ない」?
私はこれができなかったのです。それよりも何より、「罪悪感」が強かったです。「ありがとう」よりも「申し訳ない」だったりします。
私自身の最近の例を挙げると、今住んでいるマンション、これがなかなか受取れなかったんですね。
このマンションは夫の持ちマンションで、すでにローンは終わっています。
ローンを終えたのは私と再婚してからでしたが、ローンに多く貢献したのは夫と前妻さんだったのです。
私は、自分でお金を払ってもいないマンションに住んでいることにありがたい反面、罪悪感を感じていました。
それで、「何かしなければ。」と思ったり「もっと仕事して稼いで家計に貢献しなければ。」と思ったりしていました。
夫にも「家賃がなくなって良かっただろう。」なんて言われると、ますます罪悪感がつのり、このマンションに住んでいること自体楽しめなくなっていたのです。
こんな悩みをカウンセラーさんにも話ました。そこで教えてもらったのが、「ありがとう。」で終わらせるという方法です。
例えば夫が「家賃がなくなって良かっただろう。」なんて、罪悪感を増長させるようなことを言ったとしても、
「ありがたいねー。」以上、終わりにすればいいと言うのです。
最初はドキドキしてしまいました。マンションのことだけでなく、夫は車についても前妻さんが残してくれたお金で買ったんだから…とか言っていたのですが、夫に何を言われても、
「そうなんだー! ありがたいよねー。」(以上、終わり)にして、車も気軽につかうことにしたのです。
夫がゴチャゴチャ言っても、「ありがたいねー。」だけ。
また自分自身の中にどんな罪悪感や申し訳ない気持ちが芽生えたとしても、ゴチャゴチャ言わずに「ありがたいねー。」だけ。
その後の余計な言葉は全て断捨離です。最初は違和感があります。でも「ありがたい。」以上に余計な言葉はすべて文字通り、余計だったんです。
「ありがとう」で終わらせる効果。
「ありがたいねー。」だけで終わらせると、実は奇妙な展開が出てくることに気づきます。
「ありがたいねー。」だけで終わらせると、夫が次に出てくる言葉を飲み込んでしまうことに気づきました。
私は「夫が前妻さんの話を持ち出し、夫が私に罪悪感を植え付けている。」(モラハラじゃないの!?)などと思っていました。
でも実は、私自身が罪悪感を持っていたから夫が同調していただけだったのです。
あらゆることを「ありがとう。」で終わらせる。
上述したことは、私の「マンション」と「車」の例でしたが、他の持ち物など全てにわたって「ありがとう。」で終わらせてみてください。
罪悪感が背景にあると、実は一人でいても「ありがとう。」だけで終わらせることができないことが多々あります。
例えば、とても素敵な服を買ったとします。「ありがたいなー、嬉しいな。」で終わらせ、あとは着るのを楽しむだけです。
でも、罪悪感があると、「自分にはふさわしくない。」なんて余計なことを考え始めて「着て楽しむ。」ということができなくなり、タンスのこやしになったりします。
せっかく買ったのに、自分の所有物なのに、「受取っていない」という状態になるのです。
「受取る」というのは「喜び、楽しむ」こと。
「受取る」というのは「喜び、楽しむ」ことです。これをするのが「女性性」です。そして、そのために、「ありがとう。」で終わらせるのです。
「受取る」というのは「喜び、楽しむ」ことです。
「所有」とか「権利」の問題ではありません。
男性の中には、「これは俺の家だ!」なんて威張る人がいます。だから、「申し訳ない、代わりにもっと家事をしたりして尽くすわ!」ではありません。
そうではなくて、「あなたのおかげでこんな素敵な家に住めてありがとう、嬉しいわ!」で終わらせて、あとは放置です。
断捨離すべき「受取れない」背景にある奇妙な思い込み。
最後に、「受取れない」という状態の背景にある罪悪感について少し書きます。
罪悪感が出てくるのは、「自分には価値がない。」などという奇妙な思い込みがあるからです。このような思い込みを断捨離していくと、次第に罪悪感から自由になっていきます。
以下に類似の思い込みを列挙します。
「自分は受取る資格がない。」
「自分にはふさわしくない。」
「自分はダメ女である。」
「自分は毒親育ちだからもう人生は終わっている。」
「自分は両親に虐げられて育った。」
「自分は親に見捨てられた。」
「自分の人生は毒親に汚染されているから、幸せなんて無理!」
「自分は他の女性(あるいは男性)よりも劣っている。」
「後妻は前妻よりもランクが低い。」
「自分は再婚だ。」
「自分はおひとりさまだ。」
「自分は離婚した(以前一度結婚に失敗した)。」
「自分は親を許せない悪しき存在である。」
「自分は親に感謝もできない罪深い存在である。」
「自分は恥ずべき存在である。」
「自分は汚れている。」
「自分は穢れている。」
「自分は女性性を育て損ねた、女としては下等な存在である。」
「自分は幸せになってはいけない。」
「自分は喜んではいけない。」
「自分は楽しんではいけない。」
「人生ラクをしてはいけない。」
「私は我慢が当たり前。」
「自分は友達がいない。」
「自分はひとりぼっちだ。」
などなど、書き出すと枚挙のいとまがないほど、面白すぎな自分へのダメ出しです。こういう思い込みは、気づいたら全て断捨離です。
でも、気づいてみると、自分へのダメ出しのボキャブラリーが豊富すぎて、むしろ笑っちゃいません?
思い込みの断捨離って一体どうやるのか? と思うかも知れませんが、「気づく」ということ自体がすでに思い込みを手放す過程にあります。
思い込みに気づいた時点で、すでにかなり自分から離れ、手放せています。
ノートなどに書き出してみるのも良いです。
「すごい! 私、自分イジメすごスギ! もしかして、ドMだったの?」などと思えるかも。
また、「だから何?」って、言ってみるのも有益です。「だから何? 受取っちゃいけないの?」って。
別に、受取ってもいいでしょ?
完全に手放せなくても受取ることは可能です。
応援に感謝してます♡
おわりに
今日は、女性性を使って幸せになる方法について書きました。女性性は「受取り、喜び、楽しむ」という性質です。
女性性を使って幸せになるには、受取り上手になる必要があります。
「ありがとう。」とか「ありがたいなー。」とか「ありがとう、嬉しいわ!」まで終わらせるのが肝腎です。
罪悪感などによる余計な思考が出てきたら、気づいたときにストップです。
最初は違和感があっても、「ありがとう。」だけで終わらせているうちに、「受取る」ということがどういうことか、だんだん理解できるようになっていくでしょう。