晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

マンション購入:出会いと覚悟とは?(私のセカンドハウス10)。

マンション購入には出会いと覚悟が必要なのだという話を書きます。

セカンドハウスとして中古マンションを購入を検討したシリーズの10回目です。

結局のところ、私は、現状、中古マンションの購入を見送りました。

その理由は「出会い」と「覚悟」がなかったからだと言えます。

ところで、「出会い」さえあれば「覚悟」なんて簡単です。自動的にするものでしょう。

「出会い」ではなかったから「覚悟」に至らなかったことについて、今回最後に検討したマンションについて書きながらお話ししますね。

 

最後に検討したマンション。

この記事は、前回の記事の続きですが、これまでのことを簡単に書きます。ちなみに、前回の記事はコチラです。↓

憧れのシンプルライフを夢見て、ウッカリ買いそうになった部屋(私のセカンドハウス9)。

500万円以下を目安に探し始めた中古マンション、リフォームにお金がかかることがわかり愕然としていたところ、リノベーションされた990万円のマンションに出会います。

この部屋は憧れのシンプルライフイメージの美しい部屋で、「この部屋がいい!」と申込みを検討しました。

ところが資金のことを再検討し、「現時点では、上限は800万円くらい」と思いました。

そして、不動産会社に「750万円にならないか?」ともちかけてみました。それで諸経費込みで800万円くらいでおさまるなら買いたいと言ったのです。

不動産会社は売主に交渉してくれました。でも、990万円の美しい部屋を値下げすることはできないとの返答で、私はこの部屋を諦めました。

ところが、もう一つ、別のデザインの980万円のリノベーション物件なら、もしかしたら値下げが可能かも知れないと言われました。

ここで決めなければならないのは、「もし希望通り値下げができたら購入するかどうか?」ということです。

私は、750万円になるなら買うと決め、夫と話し、夫から不動産会社に話してもらいました。

不動産会社からの返答を待つ間。

マンションを買うということが現実味を帯びてきました。

自宅から徒歩20分、自転車で10分のこの物件、途中坂があるので、もしかしたら自転車で通うのがキツイかも? と思い始めました。

それなら、電動自転車を買おうと思い、ネットで調べたりもしながら、何だか妙に緊張していました。

「本当にこれで良いのか?」と自分に問いかけると、改めて「気になること」がいくつか出てきました。

気になる点

物件自体の気になった点は、この物件は角部屋でしたが最上階ではなかったということです。それで、窓の外の隣りの建物が気になりました。

それと眺望。悪くはないですが、良くもなかったです。

ただ、部屋自体はフルリノベーションで十分キレイなので、ここは差し引いて目をつぶろうと思いました。

次に、そして最も気になったのは、「徒歩20分は遠いのではないか?」ということです。

アタマの中で日々の生活のシミュレーションが始まりました。

「毎日このライフスタイルでいいか?」と、不安になりました。

実は私の、お金のことを一切考えない理想の立地は、今住んでいるマンションの別の部屋だったのです。

それほど自宅から近いことを望んでいたのです。

「もっと長い目で待てば、自宅から徒歩5分や10分くらいの、買えそうな金額の物件が出てくるのではないか?」などと思いました。

上記のようなことを考えながら、800万円を支払うという「しんどさ」を感じていました。

ローンを組まないにしても、大量の現金がなくなり、お金はまた貯め直さなければならない…

仕事もいつまで続くかわからない…大丈夫なんだろうか?…などと、モヤモヤと不安が出てきました。

 

マンションを買うのには覚悟が要る

徒歩20分のこの物件を買ったとして、「後から徒歩5分くらいの良いところに、同等の良い物件が出てきたら悔しいかも知れない。」と、私は夫に話しました。

すると夫は「そりゃ、悔しいだろう。」と言いました。

そして夫は、マンションを買うことに関する覚悟について、以下のようなことを話し始めました。

「悔しい思いがあるかも知れないけど、それでも買うっていう覚悟があるなら買っていいよ。

でも、徒歩20分がどうなのかとか、迷ってるよね? 覚悟が足りないんじゃないかと思う。

俺は、今のこのマンションを買うのに、何も迷わなかった。即決だった。

本当は最上階の角が良かったけど、寸でのところで先に買われちゃって、今でも悔しいけど、でも、次に良いのがこの部屋だったし何の迷いもなかったよ。」

夫は新築される情報を知っていて、募集が始まってすぐに申し込み、他の物件は見なかったと言っていました。

「800万円は確かに大金だけど、覚悟があるなら俺は全然払っていいと思うよ。」と夫は言いましたが、その通りだと思いました。

結局のところ、「その物件に自分がどれだけの価値を見出しているのか?」という「出会い」の問題だと思いました。

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「出会い」と「覚悟」の関係。

夫とマンション購入の話をしながら、私はふと、夫と出会った時のことを思い出しました。

「そういえば、あなた(本当は「あなた」とか言わないんだけど便宜上「あなた」にしています)と出会ったとき、『この人だ!』と思って、何の迷いもなかった。」

と私は言いました。

「だから、結婚の覚悟なんて簡単だった。覚悟なんていらないくらい、決めるのが簡単だった。覚悟って決めさえすれば簡単なんだよね!?」と言いました。

夫はこの話をしてちょっと照れて嬉しそうでした。

結局のところ、決心も覚悟が簡単に出来ないということ自体「出会いではない」と言えそうです。

不動産会社からの連絡を待つ間、980万円の物件が750万円まで下がったら買おう、そこまで下がらなかったらやめると決めました。

 

不動産会社からの連絡。

そして、不動産会社から連絡がありました。850万円なら良いとの返答でした。

もともと980万円もの物件をこれほどまで下げてくれたのだから、どれだけ努力してくれたかとは思います。

(まあ、それだけ元々上乗せされすぎていたという話もありますが。また、余談ですが、マンション買うなら、ぜひ、値切ることをおすすめします。)

それでも、私は、750万円まで下がらなかったので、買うのをやめると決めました。

そして、「下がらなくて良かった」とも感じたんです。

800万円を支払わなくて良くなって、妙にホッとしたんです。

やっぱり出会いではなかったんです。

 

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おわりに

それ以来、私は、徒歩20分というのはやめて、10分以内にしようと思いました。

ここにこだわると、物件はさらに限られてきます。

それで購入だけではなく、賃貸も検討することにし、募集広告だけでなく、地図を見たり近所を歩いたりしながら、「どんなマンションがいいか?」考え、探したのです。