私はセカンドハウスとしてマンション購入を一旦見送り、結局、賃貸で15平米以下の小さなワンルームマンション(正確に言えば1Kです)を借りることにしました。
まずは、自宅でやっている仕事を外でする、というところからスタートした計画だったので、本来の用途としては、小さなワンルームで十分だということもありました。
何しろ、マンションを購入するというと、土地柄ファミリータイプが多く、無用に大きいということもあります。
ただ、ここでもう1つ、「投資用のワンルームマンションに住む」という別のアイデアが出てきました。
今日は、そのアイデアについて書きます。
投資用のワンルームマンション。
マンションを自分が住むためではなく、投資用として売られているマンションがあります。
ワンルームマンションとは限りませんが、投資用の「区分マンション」と呼ばれているものが販売されています。
「区分マンション」というのは、マンション全棟ではなく、部屋ごとに分譲される物件のことで、投資の世界ではそのように呼んでいるようです。
通常はそれを購入するとオーナーとなり、賃貸に出すのが目的です。
購入するという面では、普通の分譲マンションと同じと言えば同じなのですが、投資に使うか自分で住むかどうかという目的の違いで投資用となっています。
そして、投資用だからといって、自分が持ち主になれば、自分で住むことも可能です。
売られている投資用の区分マンションは、空き室になっている場合もありますが、賃貸中で借り主が住んでいるままの場合で売られていることも多いです。
ちなみに、賃貸中のまま購入するのをオーナーチェンジと言います。
私は、もし気に入った物件があれば賃貸中でも買っておき、空いたら自分が住むのも良いだろうと思ったんです。
投資用のマンションの特徴と、メリットとデメリット。
投資用のマンションは、通常の中古マンションと所有するという面では特に何も変わりありません。
投資用のマンションの特徴
ですが、ある特徴があります。以下がその特徴です。
- 小さい
- 安い
説明するまでもありませんが、ちょっと説明しますね。
1. 小さい
普通の中古マンションとして売られている物件よりも小さく、私が借りたような15平米程度の小さな物件も存在しているということです。
中古マンションとして売られているものは、30平米以下のものでさえ滅多に見つかりません。
長年自分が住むとなると、あまりにも小さいことにまだ懸念はあります。
欲を言えばもう1部屋欲しいという感じもします。
ですが、私は荷物を減らしたいミニマリストなので、小さな物件は身軽で良いのではないかとも思われるのです。
ミニマリストの中には、広い家からわざわざ小さなマンションに引っ越して「掃除がラクになって良かった」という人もいます。
ミニマリストにとっては、小さな方がメリットだったりもするのです。
2. 安い
そして、小さいですから、当然その分安いです。
不動産情報サイトなどで見ると、300万円以下の物件も多数見つかります。
全国を対象に検索すれば、100万円以下の物件さえも見つかるのです。
私の身近な地域でも、200万円台のものもあります。
現状、我が家から徒歩5分圏内ではありませんが、長い目で見れば出てくる可能性もあるだろうと思っています。
500万円以下でマンション購入の検討をスタートし、リフォームで200万円、リノベーションなら400万円もかかることがわかり、その金額の大きさに愕然としました。
でも、300万円以下の小さなワンルームマンションを購入したら、リフォームに200万円使ったとしても、500万円以下に収まるのです。
最悪リフォームなしで掃除して住めば、300万円以下で小さなマンションを買うことが可能なのです。
投資用マンションのメリット
上記の特徴を踏まえて、メリットをまとめますと、繰り返しになりますが、小さいが故に、身軽で安いということです。
小さいということをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは、人によっても、時と場合によっても変わってきますが、メリットとも言えるのです。
投資用マンションのデメリット
特に20平米にも満たないワンルームや1Kなどの場合、過去に賃貸で住んだ経験から、1つのデメリットを感じています。
それは、隣りの音が聞こえるということです。
鉄筋コンクリートのマンションなら、木造のアパートよりもずっと音は聞こえません。
でも、恐らく、住居として購入する鉄筋コンクリートのものより、多少壁は薄いのではないかと思われます。
角部屋ならば一方は隣りに隣接していないので、さほど音は気になりませんが、小さい部屋というのは、大きな部屋のコーナーに住んでいるようなものだとも言えます。
長年住むとすれば、このような環境に耐えられるかという問題があります。
ただ、気にしなければ良いということでもあります。
また、以下に書きますが、老後、「最低限所有して住める」と考えると、デメリットを差し引いても所有する価値はあるかも知れません。
投資用の小さなマンションの利用方法。
投資用の小さなマンションの、私なりの利用方法を書きます。
気に入った物件が見つかったら、空室か賃貸中かどうかに関わらず、まず買います。
空室ならばすぐに住めば良いのですが、賃貸中でもオーナーチェンジとして購入すれば、家賃収入がすぐに入ってきます。
家賃収入を得ながら、借手が出て行くのを待ちます。
借手はなかなか出て行かないかも知れませんがそれはそれで家賃が入ってくるのだから良しとし、家賃収入は自分が部屋を借りるのに当てれば家賃は最小限で済みます。
老後のミニマルな住居という保険。
私は、この投資用の小さなマンションを、セカンドハウスとしてだけでなく、自分の将来的なミニマルな住居になるかも知れないと考えています。
今、私は夫の持ちマンションに住んでいます。
私たち夫婦には子供がいないので、将来もし夫が亡くなったとき、夫のマンションは私のものになるとは限りません。
法律の細かい話は書きませんが、子供のいない夫婦というのは、そんなリスクはあるのです。
そんなとき、もし、手元に300万円だけ自分の住居費として確保しておけば、いつでも小さなマンションを買うことができます。
もし夫が亡くなっているのならば、この土地に縛られる必要もなくなるので、全国を対象に100万円以下の物件を探すこともできます。
(こんな話を書いたからと言って、亡くなって欲しいとか思っているわけではありません、念のため。)
私はこの小さな投資用のワンルームマンションをいつでも買える貯金を持っているということを、自分自身の将来の安心材料にしたいと思います。
それを自分の保険だと思うことにしました。
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おわりに
今日は、「投資用のワンルームマンションに将来住むというアイデア」について書きました。
そして、このアイデアを思いついて、「急ぐことはないな。」と思いました。
むしろ、あまり早く買わない方が良いと。
なぜならば、私は今住む家があるわけだし、買うのが遅ければ遅いほど、新しい物件を買えるはずだからです。
それから何だかとても安心したのです。
200〜300万円だけあればミニマルな住居を持てるのだという安心感です。
だから、今は、賃貸で借りてもいいし、また、もっと広い物件を買える可能性も求めたいと思っています。