ミニマリストの防災に関して、わたしなりの考えを書きます。あくまでも、わたしの勝手な考えです。
防災への備えは、賃貸での一人暮らしなど、身軽なタイプの人と、家族がいる持ち家だったりと、立場に寄っても変わってくるというのが、わたしの基本的な考えです。
わたしは今50代で、3年弱前に夫と知り合って再婚しました。それまでは、10年以上も一人暮らしをしていたことから、そう考えるようになりました。
それでは詳しく書きますね。
身軽な賃貸暮らしなら、防災の備蓄よりも安全な物件選びが重要。
実は、賃貸で一人暮らしをしていたときは、ほとんど全くといっていいほど、防災への備えはしていませんでした。
身軽な一人暮らしなら、普段どおりで、万が一の場合は、いつも持参している、現金や銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどをがバッグに入っているわけですので、そのままお金を持って災害の影響のない地域へ逃げるというのが一番だと思っていました。
その考えは今も変わりません。ダメージはあっても、別の地域で、新たにゼロからやり直せるチャンスは、もし、身軽な一人暮らしならいくらでもあるからです。
身軽な賃貸暮らしなら、住むところを自由に選べる
ただ、引っ越しのときは、住環境という面で、かなりチェックしてから住んでいました。
コンビニがあるとか通勤に便利はもちろんですが、物件の標高の高さはチェックしていました。海や川の近くで、標高ゼロに近いところは、家賃が安くても避けていました。
また、自然災害ではありませんが、高圧線や変電所など、電磁波の強い地域は避けていました。20代の頃、高圧線のすぐ近くに住んで、体調をくずすなど懲りたからです。
地震のことを考えると、「地盤が堅いかどうか」ということも、チェックした方が安心です。今はネットで地盤についてチェックできます。以下のサイトは一例です。↓
What's 地盤|地盤調査・構造設計・インスペクションなら【ジャパンホームシールド】
雷のことを考えると、カレン・キングストンが「雷は一度落ちたところへもう一度落ちるから避けた方が良い」ということを本に書いていました。
もし「ここに雷が落ちたのだ」ということを知ったら、そこは避けた方が無難です。
一人暮らしに限らず、身軽な賃貸ぐらしなら、最初からリスクの大きい地域には住まないという選択を最初からしておくことで、かなり災害を避けることができるのではないでしょうか?
以下の国土交通省のハザードマップなどでチェックしてから住むのも良いですね。↓
また、自然災害ではありませんが、特に若い女性の一人暮らしなら、治安の良い地域を選んだり、1階は避けて2階以上に住む、木造ではなく鉄筋コンクリートなど、最初から安全性の高い物件に住むようにすることが、一番の防災だと思います。
そうすることで、ミニマリストなら、過剰な備蓄などの「モノ」は最小限で済むのではないでしょうか?
動けないなら、1週間から2ヵ月の備え。
でも、すでに持ち家だったり、動けないなら、ミニマリストとはいえ、1週間から2ヵ月の備えは、最初からしておくと良いと思います。
部屋の収納スペースにもよりますね。
そうすると、何かあっても、あわてて買い物に走らずに済みます。
我が家で持っているのは、2週間程度です。カセットコンロやガスボンベ、水、米や食料品です。猫のごはんは2ヵ月です。
カセットコンロとガスボンベで、ごはんを炊く練習を一度しておくと良いと思います。
懐中電灯や乾電池も、もちろんあります。
トイレットペーパーやティッシュも、いつも多めに持っています。
今回も特別な買い物はしませんでした。なにも自慢しているわけではありません。
我が家があわてて買い物をしないことは、必要なものが、本当に困っている人の手に渡るということでもあります。
常日頃から備えているということは、間接的な人助けになるのです。
また、どんな災害にも100%安全な地域なんてないと思っていますが、もし、家を買うのがこれからというなら、前述の「身軽な賃貸暮らし」のところで書いたように、ハザードマップをチェックしたりして、避けられそうな災害は最初から避けるようにしておくのはおすすめです。
猫がいるから自宅避難が基本
我が家は猫が2匹いるので、何かあってもできるだけ逃げずに自宅避難するつもりです。猫は環境の変化にとてもストレスを感じてしまう生き物だからです。
でも、もしもに備えて、猫を連れて出られるバッグは用意しています。
また、避難所に行くよりは、自宅の次に考えているのは、自家用車での避難です。自家用車を使えば、安全な地域に逃げられる可能性も高いです。
応援に感謝してます♡
おわりに
ミニマリストの防災について、ざっくりと書きました。個人的には、誰でも備えは必要で、ミニマリストだからといって、削除しない方が良いものだと思います。
ただ、備蓄品を大量に持つことが防災の全てではないということも、お伝えしたいと思います。安全な物件選びや「逃げる」という手段もあるからです。
この時期だから書きましたが、「こんな時期に」と思われた方もいらっしゃるのかも知れません。思いやりに欠ける発言だったらごめんなさい。
どれだけ備えても、何の抵抗にもならない大災害もあるものです。
避難勧告の出ていない地域にある、持ちマンション4階の我が家の玄関にも、水が吹き込んで水たまりができていました。
こんなことは10年以上ここに住んでいる夫も初めてだと言って驚いていました。
今回の台風は、本当に大きいですね。皆さんの安全をお祈りします。