汚部屋から脱出に向けて、まずやると良いおすすめな一歩は「部屋の換気」だと、前回の記事で書きました。
今回は、その次にやると効果的な小さな掃除について書きます。かつて、汚部屋から脱出しようとしていた頃、私がやったおすすめな方法です。
小さな一箇所を徹底的に
あまり負担にならない、小さな一箇所を徹底的にキレイにする、というのがそのおすすめな方法です。
できそうなところなら、どこでもいいのですが、やるのであれば「徹底的に」「ピカピカに」というのがいいのです。
ちょっとマユツバな言い方ですが、「新鮮なエネルギーが入ってくる突破口」になります。
小さな一箇所を「徹底的に」キレイにしたとき、本当に何だかそこから明るい晴れやかな光が差し込んだような気持ちになったものです。
でも、コレ、マユツバでなくても、部屋をキレイにすることで、自律神経が整い、自分の精神がさわやかで落ち着いてくるからなんだと思います。
長年「汚部屋」で暮らしていると、自律神経が乱れているのが当たり前になっているので、整ったさわやかな気持ちというのが、何だか得体の知れない「不思議エネルギー」のように感じてしまうわけです。
まあ、それはさておき、もし、どこから手をつけていいかわからないなら、特におすすめな部分を2つ書いておきます。
1 よく使う机かテーブルをキレイにする
1つ目は、よく使う机かテーブル台の上です(まずは脚や板の裏などはやらなくていいです)。部屋の中の自分のメインの居場所の目の前の台、というところです。
そういうところにも、多分、物が山積みになっていて、ホコリが溜まっていたりすると思います。
物はとりあえず、全部、別の場所に移動させて、そこだけは何もない状態にします。それで、雑巾などで台の上の面を、徹底的にキレイにするのです。
表面がツルツルしているような台の方がわかりやすいので、それを例に説明します。まずは水拭きします。
それでも、以前からこびりついて取れなくなっているような汚れがあるかも知れません。そういうのも、完全に落とすのです。
場合によっては、メラミンスポンジとか、石鹸などの洗剤が必要かも知れません。それで汚れが完全に落ちたら、仕上げに水拭きをして、洗剤なども残らないようにします。
何度か雑巾を水ですすぐ必要があるかも知れません。それで、水拭きでキレイになったら、乾かないうちに、乾いた雑巾などで仕上げ拭きをします。
個人的には、乾いた雑巾もいいですが、ティッシュがおすすめです。水気を完全に拭き取ると、サラサラして、ホコリがつきにくくなります。
これで出来上がりです。
ここをキレイにすると、部屋の中で、とりあえず自分の居場所ができ、さまざまな作業をしやすくなります。
それより何より、「あまりにもさわやかで」驚いてしまうかも知れません。私が最初にこれをやったとき、机に見とれながら、深呼吸していました。
また、ここだけは、いつでもキレイということが習慣になると良いですね。
2 水道の蛇口
それから、もう1つオススメな箇所があります。それは「水道の蛇口」です。これを、机やテーブルと同様、徹底的に磨きます。
この部分がナゼおすすめなのかと言いますと、「ピカピカに光る」からです。まだ周囲は汚部屋でも、この光り輝く水道の蛇口だけは、まるでダイヤモンドか何かのようです。
それで、私は、またちょっとマユツバなのですが、この光り輝く蛇口が突破口になって、向こう側の明るい光が、暗く澱んだ部屋の中に差し込んできたような気持ちになりました。
なぜ小さな一箇所がいいか
なぜ小さな一箇所がいいのかと言いますと、まずは挫折しにくいからです。部屋全体を…と考えると、やる気があったのに、見ただけで圧倒されてウンザリしてしまうものです。
机やテーブルは、大きい場合もあるかも知れませんが、ものをどけると単純な平面で、掃除がしやすく初心者向けだと言えます。
それに、やるのであれば「徹底的に」がいいからです。クドクドとマユツバなこと書いてしまって恐縮ですが、そこから新しい明るいエネルギーが入ってくるのです。
そして、そのエネルギーは、次のステップに入ることを後押ししてくれます。気持ち良くて、また次の別の小さな一箇所も磨きたくなってきたりします。
また、断捨離しようというときも、「小さな引き出し1つから」等の方が、とても取り掛かりやすく挫折しにくいと思います。
私の場合、新しいエネルギーがあまりにも気持ち良くて病みつきになり、掃除と断捨離にすっかりハマってしまったのでした。