今日は、引き寄せの法則の本で有名な『サラとソロモン』という本の感想を書きます。
引き寄せの法則で有名…と言っても、実は私はこの本はつい最近知ったのです。
つい最近、愛猫を亡くした後、たまたまタイムリーにこの本と出会い、とても気持ちを救われました。
引き寄せの法則の本なのですが、「動物の死」についても書かれていて、そのことにとても感銘を受けました。
『サラとソロモン』との出会い。
私は、小学生の頃のインナーチャイルド瞑想が、最初、なかなか進まなかったのです。
というのは、トラウマになりそうな出来事はいくつも思い出したのですが、感情に関して言うと「フリーズ」だったのです。
何か嫌なショックなことを感じると「感情がフリーズ」というのは、今でもよくあります。
例えば、誰かに何か腹が立つようなことを言われると、その時は「とりあえずフリーズ」し、後になって「あの時、本当は怒っていたのだ。」と、怒りがフツフツと湧いてくることがあります。
もしかすると、愛猫の死に関しても、亡くなった直後よりも、後になってジワジワと罪悪感が出てくるというのも「フリーズ」が原因かも知れません。
それで、カウンセラーの方に、「フリーズではなく、自分がどんなことを感じていたのか、感じてみてください。」と言われました。
その時に頂いたのが、「エイブラハムの22段階の感情」のリストで、「この中のどの感情に近いか、考えてみるといいですよ。」と言われたのです。
「エイブラハムの22段階の感情」については、長くなるのでここでは書きません。
ですが、これがきっかけで、「エイブラハム」というのが何なのかググったりして調べ、それが引き寄せの法則に関係のあることだとわかりました。
そしてさらに調べていくうちに、この『サラとソロモン』という本に出会ったのです。
アマゾンのKindle Unrimited で、現在無料で読めます。→★
動物は可哀想ではない。
『サラとソロモン』は、サラという女の子とがソロモンという賢いフクロウから、引き寄せに重要な「いい気分になる。」ということを学ぶ本です。
読んで私も「いい気分」になるというのがどういうことかわかり、良書、おすすめだと思います。
ただ、私は、そのことよりも、「動物は可哀想ではない」ということが書かれていて、そのことに心惹かれたのです。
実はこの本の最後に、フクロウのソロモンが死んでしまうのです。その話の流れで、「動物は可哀想ではない」ということが語られていました。
動物にはエゴがないから、愛しか感じることができないというのです。
そして、死は姿形を変えるだけで、苦しいわけではなく、動物は死をたんたんと受け入れるそうです。
このことが私にとって救いだったことです。
私は、自分のせいで猫の死を早めてしまったのではないかとか、逆に寿命だったのに余計な薬などを与えていたずらに寿命を延ばしてしまったのではないかとか、回復を妄信して不要な餌を与えたことで、おだやかだったハズの最後に苦しみを与えてしまったのではないかとか、色々と悩んでいました。
そんな私にとって、「動物は可哀想ではない」というのは、意外な視点でした。
私は、以前からずっと「動物は、口がきけないから、痛くても痛いと言えない可哀想な存在」という風に思い込んでいました。
実は子供時代、ひどいペットロスに落ち込んだことがありました。…というよりも、この死があまりにもショックだったため、長年、猫にしても、犬にしても、自分から飼う気になれず、万年ペットロス状態だったとも言えます。
ずっと亡くなったペットについて「可哀想だ!」と思っていました。また、先日亡くなった猫についても「可哀想だ!」と思っていました。
でも、「動物は可哀想ではない」とすると、全然事情が変わってきます。
子供時代のペットロス、ある意味今でもまだひきずっています。先日亡くなった猫よりも重症でした。
そうなった理由は、多感な時期だったことや、受け入れ難い死に方をしたということにもありました。
また、私の悲しみを、「忘れなさい、いつまでも悲しんでちゃいけない。」などと、親など周囲の家族が全くわかってくれなかったことにも原因があります。
今回の猫については、悲しみを夫とわかちあうことが出来たのが救いでした。
ただ、いずれにしても「動物は可哀想ではない」とすると…そして、今回この概念が妙に素直に信じられたのですが…子供時代に亡くしたペットにしても、猫にしても、存在が、全く別の、もっとずっとよい、大きな存在として感じることができて、何だかとても救われたのです。
「可哀想」という言葉には、上から目線が入っています。
「可哀想ではない」と言う方が、ペットに対して敬意があるような気がします。
応援に感謝してます♡
おわりに
今日は、引き寄せの法則の本『サラとソロモン』の特別な感想ということで、ペットロスにちなんだ話を書きました。
この本を読んだからと言って、すぐに急に変わるわけではありませんが、ペットロスによる悲しさや罪悪感などで心が苦悩に凝り固まってところ、「スー」っと気持ちが緩む感じがしました。