断捨離がすすむと、急に家族のモノが気になってきて仕方なくなった…ということってありますよね?
断捨離は自分以外の人の物を捨ててはいけないという鉄則があります。それなのに「私の物より夫の物の方がよっぽどガラクタなのに。」なんて思ったりしてイライラします。
そんなときの対処法をお伝えします。
断捨離で家族のガラクタが気になった時は?
家族のガラクタが気になったら、まず真っ先に、やるべきことは、「もっと自分のガラクタを捨てる」です。
『人生がときめく片づけの魔法』の中で、こんまりさんも以下のように言っています。
もし片付けられない家族にイライラを感じてしまったときは、あなたのモノが収納してあるスペースをチェックしてみてください。必ず、捨てるべきものが見つかります。他人の片付けられていないところを指摘したくなるのは、自分の片づけがおろそかになっているサインだからです。
かなり断捨離や片づけが進んだつもりになっていると、ふと急に家族がガラクタをたくさん持っているように見えてくることがあります。
「自分以外の人の物を捨ててはいけない」ということを、重々納得していたとしてもです。
でも、これって、家族の姿は鏡で、自分が相手に映し出されているだけだったりします。親しい間柄ではよく起こることで、本当にガラクタをたくさん持っているのは、自分の方なんです。
ふと、このことに気づくと、また謙虚な気持ちで断捨離や片付けに向かっていくことができます。再び夢中になっていると、家族のガラクタのことはどうでもよくなります。
こんまりさんは、またこうも言っています。
自分のものを黙々と捨てていくこと。すると、あとを追うように家族が自分からモノを減らしはじめ、片づけをしはじめるようになります。
この不思議現象は、私の家でも起こりました。先日、私がテレビを捨てに行きたいから車を貸してと夫に言ったら、一緒に行きたいと言い出しました。
それだけでなく、ついでに粗大ゴミ処理場にも行きたいと言って、夫は電話で予約を入れ、ワンボックスを調達してきました。
そして、私が思ってもいなかった、キャビネットや座椅子、棚、古いゴミ箱などの大物を7〜8点、車に積み込んで持って行ったのです。(このとき私も便乗していくつか大物を捨てました。)
また、夫は、古い布団や自分の衣類も捨てはじめました。
捨てて欲しいものがあるときは?
それでも、そんな風にならないこともあるかと思います。そして、もし捨てて欲しいと本当に思っているものがあるのなら、具体的に「●●を捨てて欲しい」と言ってみると良いと思います。
もし、怒ったりせずに言えるのなら、「こうして欲しい」ということを言うのは間違ったことではないからです。
勝手に捨てたり、捨てろと強要するのは問題ですが、「捨てて欲しいんだけど。」というのは、単なる自分の正直な気持ちだから言っても良いと思います。
私は、夫個人の物で捨てて欲しいと強く思っているものはあまりありません(弱めに思っているものはいっぱいありますが…)。
でも、一緒に買ったテレビは、「私は要らないから捨てたい」ということは言いました。ウチは夫と私の寝室は別なのですが、そのテレビは、私の寝室にあって使ってなかったからです。
すると、夫は自分の寝室へ持って行ってくれました。
応援に感謝してます♡
おわりに
一ヵ月ほど前、やたらと夫の物がガラクタに見えて仕方なかったことがありました。今は、やはりこの現象への一番の処方箋は、自分自身のガラクタの多さに気づくことだと確信しています。
自分のガラクタを発見し、黙々と処分していくと次第に他人のガラクタは気にならなくなるのです。
それでも、もし、心から捨てて欲しいと思うものがあるのなら、「これを捨てて欲しい」と具体的に淡々と怒ったりイライラしたりせずに「ただ」言えばいいと思います。