こないだから、『私の家政婦ナギサさん』というテレビドラマが放映されていて、今週の火曜日に第2話が終わったところです。
私は、先週、第1話を観て、主人公が仕事で失敗して落ち込んでいたところに、家政婦のナギサさんがかけた言葉を聞いていて、大泣きに泣いてしまいました。
その家政婦のナギサさんが主人公にかけた言葉とは一体何でしょうか?
そして、その後、ストップしていた書類の整理を再開したのです。
家政婦のナギサさんが主人公にかけた言葉。
家政婦のナギサさんが主人公にかけた言葉というのは、
「あなたは頑張っています!あなたが頑張り屋さんだということは、私はよく知っています。部屋はこんなに散らかっているのに、仕事の資料だけはちゃんとして…」
みたいな言葉でした。
その通りだったかどうかは分かりません。私の記憶でゆがんでいるかも。
主人公の女性は、製薬会社の営業をやっている20代のキャリアウーマンで、仕事をすごく頑張っていて、帰宅しても仕事の勉強ばかりしているんです。
家事能力はほぼゼロ。それで、部屋は散らかり放題の汚部屋。
私、実はこんなところにも主人公に感情移入してしまいました。自分もかつてブラック起業に勤めていて、断捨離してもすぐに部屋が散らかってしまっていたからです。
ところで、主人公の女性は、ライバル会社に仕事をとられてしまって落ち込んで家に帰ってお酒飲みながらふてくされていました。
そして、家政婦のナギサさんに、自分のダメさ加減をうそぶきました。
それに対して、ナギサさんは、上述の
「あなたは頑張っています!…云々」を言ったわけです。
この20代女性は、母親や女性上司から「やればできる子」なんて期待されて、頑張り過ぎなほど頑張っちゃってる人です。
仕事はできるけど家事能力はゼロで汚部屋に暮らしていたところ、妹が見かねて、誕生日プレゼントとして家政婦を送り込んできたのです。
以上がドラマのざっくりとした説明ですが、以下はドラマとは無関係に、私のとても個人的な話になります。
私の泣きポイント
「あなたは頑張っています!あなたが頑張り屋さんだということは、私はよく知っています。…」ていうところが、私の泣きポイントでした。
ナギサさんに繰り返し「とても頑張っていますよ。」とか言われているうちに、ドバドバと涙が出てきました。
何だか自分に言われているような気がして。
そして、私、自分が仕事をものすごく頑張っていたのに、認めてあげていなかったことに気づいたんです。
このドラマを観たあと数日間、「頑張ってたよね!?、今までわかって上げてなくてゴメンネ!」と、何度も何度も自分に言っては泣いていました。
私、30代の後半で離婚してからは特に、ものすごく頑張ってたんだっていうことに気づきました。
でも、ずっと自分のこと、「まだまだ」とか「こんなことは出来て当たり前」みたいに思っていたんです。
ホント、こんなところにも自分へのダメ出ししてました。
「離婚して一人なんだから、仕事するの当たり前でしょ!」とか「他のもっと大変な人にくらべたら、離婚したって子供もいないワケだし、ラクばっかしてんじゃん。」とか。
自分にヒドいこと言ってたなあって思いました。
自分DVしてたなと思いました。
家政婦のナギサさんの場合は、母親や女性上司が「やればできる子」なんてハッパかけるわけですが、私は自分で自分にやってました。
自分が自分に一番厳しかったんです。
すごく仕事頑張ってたのに、全然みとめてあげてなかったんです。
書類の整理がすすまなかった理由。
実は、昨年からの断捨離まつりで、殆どのものに見通しがついたけど、仕事の書類関係だけ、何だかどうしても思うように進まなくて困っていたんです。
何だか触るのも億劫で、中断していました。
特に自分で仕事で制作した成果物への執着が凄過ぎて捨てられず、かといって、何だか目を通すのも憂鬱。
子供の作品をなかなか捨てられない母親の心境みたいなものかな。
それが、家政婦のナギサさんから「あなたはとても頑張っています。」とか言われて、自分で「頑張ってたんだなあ。」ということがわかったら、急に仕事の書類を「目を通してあげなくちゃ」と感じたんです。
(別に、ナギサさんは、私に言ったわけじゃないんだけど。)
重い腰が少し軽くなりました。
仕事の書類への執着は、自分で頑張っていたことを認めてあげてなかったから、「頑張ってるんだから認めて欲しい」って、癒されてない自分の気持ち(=インナーチャイルド)が叫んでいたんだと思います。
持ち物は自分の内面を反映しているとカレンキングストンは言っていましたが、それを実感した出来事でした。
断捨離や片付けは奥が深いです。
長年判明しなかった「仕事の書類への異常な執着」がなぜ起こっていたのか、その理由が判明した感じです。
応援に感謝してます♡
おわりに
今日は、テレビドラマを観ていて、耳にした思わぬセリフで泣いた話と、そこから得た自分の感情と持ち物への気づきについて書きました。
ここ半年ほど、インナーチャイルド(=癒されてない自分の気持ち)を癒す瞑想、ワーク、カウンセリングなどを行ってきて、自分の感情を感じやすくなってきたところでもありました。
以前の私なら、このドラマを観ても、「頑張るのなんて当たり前じゃん!」と、主人公を鼻で笑った可能性大です。
それでいて「私こんなに頑張ってますアピール」とか周囲の人にして、うっとおしがられたり、周囲の人にも「もっと頑張れ」と脅していました。
自分の気持ち、自分で一番わかっていなかったんです。
自分の気持ちがやっとわかったところで、それを反映していた持ち物の整理にやっと手が付けられるようになりました。
どうしても断捨離が進まないなら、焦って闇雲に捨てて後悔するよりも、何年かかっても、自分の気持ちに向き合ってからでも、十分間に合うんじゃないかと思います。