晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

ミニマリストとは?

ミニマリストとは? というタイトルで書きます。

ミニマリストと検索して出てきたコトバンクとウィキペディアから引用し、出てきた言葉について考えてみます。

 

コトバンクのミニマリスト。

英語表記はminimalist。

コトバンクには3つのソースからの解説が載っています。以下の3つです。↓

  • ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
  • 知恵蔵
  • デジタル大辞泉

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説。

まずは、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説の引用です。

最小限綱領派と訳す。最小限度の要求を掲げる社会主義者の一派をいう。かつてロシア社会革命党内の妥協的な穏健分子がこう呼ばれた。またこの反対にすべてを要求し,決して妥協しようとしない一派がマキシマリスト maximalist (最大限綱領派) と呼ばれた。

 「?」というのが正直な感想。minimalistという英語に対する「プログレッシブ英和中辞典(第4版)」の解説を見ると、少しわかりやすい。

[名]
1 最小限の要求で妥協する人, 穏健派.
2 ミニマリズムの作家[文法家].

作家はさておき、「最小限の要求で妥協する人, 穏健派」というのがミニマリストとのこと。

また、引用内のリンクから、反対の「マキシマリスト」の解説を読んでみると、多少わかりやすいです。

最大限綱領派と訳される。社会主義陣営において要求のすべてを主張し,決して妥協しない一派をいう。いわゆる左派のこと。これに対し,実現可能なものだけを要求する一派すなわち右派をミニマリスト minimalist最小限綱領派と呼ぶ。

それぞれ、社会主義の一派で、「全ての要求を主張し妥協しないのがマキシマリスト」、「実現可能なものだけ要求するのがミニマリスト」…

ミニマリストには、穏健で、つつましやかな印象を受けます。

ただ、この解説を読んだ限り、いわゆる「物を持たない」ということで流行したミニマリストのイメージは、影も形もありません。

知恵蔵の解説

次は知恵蔵からの引用。

持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。


物を持たずに暮らす人の意味では、2010年前後から海外で使われるようになり、その後日本でも広まったと見られる。何を持ち何を持たないかは人それぞれだが、少ない服を制服のように着回したり、一つの物を様々な用途に使ったりするほか、誰かと共有したり借りたりすることで、自分が所有する物を厳選している点が共通している。


少ない物で豊かに暮らすという考え方自体は、環境問題の深刻化などを背景に以前からあった。近年は、物だけでなく多くの情報が流通する中で、たくさんの物を手に入れても満たされなかったり、多くの物に埋もれて必要な物が見えなくなったりして生きづらさを感じる人たちが増え、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで楽に生きたいと共感が広がっているようだ。必要な物だけを持つミニマリストの思想は、10年頃から流行した整理法「断捨離(だんしゃり)」などにも通じる考え方と言える。
(原田英美 ライター/2015年)

この解説こそ、わかりやすい、いわゆるミニマリストだと思われます。

でも、様々なミニマリストのブログを読んでいると、必ずしも皆んなが上記のようだとは言えません。

「本物のミニマリスト」「偽物のミニマリスト」みたいな言い方をする人も見かけました。

でも、「本物のミニマリスト」という内容さえ、上記の通りではないこともあります。

皆、それぞれ、自分なりのミニマリストイメージを好きなように解釈しているように思えます。

デジタル大辞泉の解説

1 ミニマリズム、ミニマルアートの芸術家。
2 最小限のことしかしない人。最低限必要なものしか持たない人。

芸術家はさておき、「最小限のことしかしない人。最低限必要なものしか持たない人。」というのは、いわゆるミニマリストイメージに近い説明です。

ただ、「最低限必要なものしか持たない人」というのは、もうミニマリストの代名詞と言って良い説明だと思いますが、「最小限のことしかしない人」というのは、ちょっと違いますね。

「最小限のことしかしない人」というと、「めんどくさがりや」のイメージがあります。

「ラク家事」とか。

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最小限のことしかしない人の良いお手本かも知れません。何も持っていませんし。

そして、「最低限必要なものしか持たない人」というのより前に書かれているのが意外でした。

私は、「最小限のことしかしない人」というのが解説の中にあって嬉しかったです。

なぜならば、最初の記事でも書きましたが、私は、忙しすぎてままならない多くのタスクを何とか削減してラクに生きたいと思っていたからです。

「最小限のことしかしない人」、めんどくさがりミニマリスト、とても良さげです。これならば既に私はミニマリストであると胸を張って言えそうです。

ウィキペディアのミニマリスト

それでは、次にウィキペディアのミニマリストの解説を引用します。

芸術において要素を最小限度に切り詰める立場の者
「ミニマル#ミニマリズム」を参照


判例からの距離を最小にする立場の者
「司法ミニマリズム」を参照


最低限度の物だけを持って生活するライフスタイル
「断捨離」を参照

3つ意味が書かれています。

凡人として最も普通に気になるのはやはり、「最低限度の物だけを持って生活するライフスタイル」です。

そして「「断捨離」を参照」と書かれています。

やはり「断捨離」と近年のミニマリストは無関係ではないようです。

私自身は、先日の記事でも書きましたが、「最低限度の物だけを持って生活する」ということにはあまり興味がありません。

ですから、ウィキペディアを読んだだけでは、「自分は違うなあ」で終わりです。

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おわりに

ミニマリストとは? というタイトルで、改めてネットで調べたことを引用しつつ、私の感想も交えて書きました。

調べてみると、ミニマリストという言葉には、様々な意味があるようです。

私がこの中で最もピンときたのは、「最小限のことしかしない人」という『デジタル大辞泉』の解説です。

多くの人はこのことをあまり知らないのではないかと思ってしまいます。

というのは、「最低限必要なものしか持たない人」ということばかりに関心が集まっていますし、「本物と偽物のミニマリスト」みたいなことを言う人は、ただ自分の持論を語っているだけだと今回調べたところで判明したからです。

私自身は「最小限のことしかしない人」というミニマリストで在りたいと思っています。