猫の死に際して捨てたもの、片付けたもの、残すもの、少しずつ手放すものについて書きます。
迷っているグレーゾーンのものも多々あります。
今日は早めに決着をつけた物いくつかについて書きます。
すぐに捨てたもの
まず、以下のものは、亡くなった直後にショックとともにゴミ袋に入れて捨ててしまいました。↓


左は滑り止めのマット、右はヨガマットです。
実はこれらは亡くなった前日、まだ亡くなるとは思っていなかったので、猫のために買ったばかりのものでした。
脚力が弱り、フローリングの床が滑って、猫が歩けないので、しばらく前から滑り止めに色々なものを敷いて試していたのです。
ヨガマットも良さそうだから試しに買ったところでした。滑り止めのマットは20枚も買って敷いていました。
マットたちは「もうこんなものは要らないのだ!」という怒りと悲しみのぶつけどころになってしまいました。
ですが、目にすると猫の最期の苦しみや亡くなった悲しみを思い出してしまうので、これらはすぐに処分して良かったと思っています。
すぐに片付けたもの。
それから、次に、すぐに片付けたものについて書きます。写真はありませんが、余分な猫トイレと、下に敷いてあった防水性のシートなどです。
元々は2匹の猫のために、2つのトイレを用意していましたが、高齢の猫の足腰が衰えてから、トイレの柵が高くて乗り越えられなくなりました。
それで、浅いトレーを買ってきて、3つ目のトイレを近くに置いて置いたのです。
これも見ると最期の苦しみを思い出すものなので、すぐに片付けました。防水性のシートなどは使えるので捨てる訳ではありませんが、仕舞っておきます。
残すもの。
以下は思い出として残すものです。↓
猫用の小さな毛布で、亡くなった猫が愛用していたものです。もう一匹の猫が使っても良いのですが、上記の3枚は、亡くなった子のイメージだからです。
洗濯して乾かしてたたんだところです。
少しずつ手放すもの。
少しずつ手放すものは、数多くの猫のフードの在庫です。
亡くなった猫は食いしん坊で食べることが大好きでした。私が餌皿を洗っていると、キャットフードのパッケージにスリスリして催促していました。
元気なうちは何でも食べる子でした。
でも、衰えるにしたがって、偏食が多くなりました。気に入ったものばかり食べたり、一度気に入っても飽きてしまったりしていました。
それで色々な種類を買ったりして試していたのです。
亡くなった次の日の朝、私はいつもの癖で、無意識的に、猫のご飯を用意しようとしている自分に気づき、キャットフードを見たら辛くなって涙が出てきました。
それで「辛いから」と、すぐに全部ビニール袋に入れて処分の準備をしたのです。
でも、猫の火葬を終えて帰ってきて、キャットフードは猫のお供えに使うのが良いと考えが変わりました。
四十九日などが終わるとか、気がすむまで、猫へのお供えとして毎日少しずつ手放していこうと思っています(もう一匹の猫が食べるものはその子にあげますが)。
キャットフードは夫の猫への愛情。
キャットフードは、一時気に入っていたものの在庫の他、未知の様々な種類のものがあります。
偏食が多くなってから、毎日小さな小皿を料亭のようにたくさん並べて、食べるものを探ったりしていたのです。
「好きかどうかもわからないものもあるよ。」と夫は言ったのですが、私は、
「そうだけど、これは全部あなたが猫のために良いと思って買ってきたものだし、これは、あなたの愛情だと思ったから、全部残して、お供えに使うことにしたの。」
そう言うと、夫は泣いていました。
それで一旦処分しようと思ってビニール袋に入れたキャットフードを、全部元の棚に戻し、朝晩、夫と二人で亡猫にお供えしています。
これは我ながら良いアイデアだと思いました。
私にしても、夫にしても、「悲しみはある程度、時が解決してくれる。」ということは、過去の経験からわかっています。
キャットフードをお供えしながら手放すたびに、少しずつ悲しみが手放せているような気がします。
応援に感謝してます♡
おわりに
猫の死に際して捨てたもの、片付けたもの、残すもの、少しずつ手放すものについて書きました。
亡くなったばかりなので、殆どのものは手付かずです。それでもこの短い間、処分したり決着をつけたものがありましたので記事にしました。
キャットフードが全部無くなる頃、悲しみが癒えて立ち直れると良いなと思っているところです。