今日は不用な大物ソファを処分したことと、この断捨離で気づいたことについて書きます。
このソファはもともとは夫の所有物で、夫自身もいらないと言っていましたが、3年前に再婚した当初から、「欲しい」という人がいたので、処分せずに存在し続けていました。
それを先日、ついに処分しました。でも一体なぜ、こんな他人の不用品が、長年家にとどまり続けてしまったのでしょうか?
それは、「ソファを手放す」ということに、私自身が自分に許可を与えていなかったからなんです。
「もう預からなくていいよ!」「部屋は好きに使っていいよ!」と許可を与えることで、やっと取るべき行動の方向性が見えてきたのです。
それでは詳しく書きますね。
物を手放すのも買うのも「自分への許可」
なぜ物を捨てられないのか、気に入らないものを持ち続けてしまうのか、また逆に、欲しいものを買えないのかというのは、自分に許可を与えてないからです。
物の所有についてだけでなく、やりたくもないことをやってしまったり、やりたいことを「できない。」と思い込んだりするのも同じです。
「捨てていいよ。」「買っていいよ。」「やめていいよ。」「やっていいよ。」と、自分で自分に許可を与えないと何事も「できない。」で終わるのです。
自分で許可をしないと、他人に許可をしてもらいたくなる。
それで、自分で自分に許可を与えられない時、やってしまうのが「自分以外の誰かからの許可」です。
私の場合「夫からの許可。」でした。それで、夫が許可してくれないと、「処分できないのは夫のせい。」となります。
そして、相手を責めるのも嫌だとなると、「これは夫の所有物だから、勝手に処分できないの。」と、断捨離のルールを持ち出したりして、できない言い訳を探してくるのです。
その結果感じていたのは、「諦め」と「無力感」。
自分はできない、無理なのだという、何とも言えない憂鬱な気持ちです。
この憂鬱な気持ちにイラつき、「夫のせいで処分できない。」と、夫を責める気持ちを募らせます。
でも、そこで、自分に許可を与えると、全てが変わってきます。
きっかけは、スペースの有効利用。
ソファがなくなったら、空いたスペースでやりたいことが出てきました。
まず最初に思ったのが、「猫の近くにいてあげたい。」ということでした。先日亡くなった猫の居場所のすぐ横にこのソファはありました。以下がそのソファです。↓
ここはかつて私の仕事用のデスクがあったところです。別の部屋に移動したため、猫から離れてしまいました。
猫が弱って歩くのにも苦労するようになったので、もっと近くに居てあげたいと思ったのがきっかけでした。
それを話すと、ついに夫はソファの所有者に連絡をとってくれました。それで、大きな車を借りて、自分たちで運んで行くことになり、約束の日も決まったのです。
その直後、猫が亡くなってしまい、猫の近くに行くという計画はなくなったのですが、それに関わらず、ソファの処分は実行しました。
二人がけのソファでしたが、半分に分解できたので分解し、掃除をしてから夫と二人で台車を使って運べたのでラクに移動できました。
相手の方も、何となく遠慮して言わなかったそうです。「もっと早く処分すれば良かった」と思いました。
空いたスペースに入ってくるもの。
今は以下のように空きスペースになっています。↓
実は私は以前からピアノが欲しいと思っていました。それで、ピアノを買うことを自分に許可しました。
夫も「いいよ。」と言ってくれました。多分、反対されても「買うから、よろしくね!」と言って買ったでしょう。
自分で自分に許可を与えれば良いので、夫の許可は要らないのですが、自分で自分に許可を与えておけば、相手の許可なんて簡単なものです。
ピアノは本物のピアノではなく電子ピアノです。マンション暮らしだとその方が便利です。
ピアノがくるのはこれからですが、楽しみでワクワクします。私だけでなく、夫もワクワクしているように見えて不思議です。
応援に感謝してます♡
おわりに
今日は、3年以上も預かり続けた、他人の大きな所有物「ソファ」を処分したことと、その経緯で気づいたことを書きました。
実をいうと、ソファを処分した後も、しばらくは「許可」を与えきれず、罪悪感にかられていました。
「猫の世話に間に合わなかった」とか「無理矢理やってしまったのでは?」などという罪悪感です。
罪悪感を持っているうちは不思議なもので、夫に「懐かしい思い出のソファを無理矢理そらちゃんにせっつかれて処分させられた。」などと文句を言われていました。
本当は夫だって最初から「要らない」と言っていたくせに、です。
でも、空いたスペースを「受け取る」ということも許可しなくてはなりません。ピアノももちろんです。
「許可する」「受け取る」ということは、実際に所有権があるとかないとかではなく、「喜んで使う」「楽しむ」ということです。
「ピアノ来るの、超楽しみ〜!」などと言ってワクワクしながら踊ったりしているうちに、夫は文句を言わなくなりました。
全ては、他人の許可ではなく、自分の許可なんですね〜vv