『小さな習慣』という本の感想を書きつつ、本を手放します。
購入したのは2年ほど前、私は、この本には随分と助けられました。今でもこの本から得たヒントが脳内リピートして、できなかったことが出来ていたりします。
特に何か「続けたい」「習慣にしたい」と思っている人にはおすすめです。
私にとっては、ブログや捨て活の継続にとても役に立ちました。
『小さな習慣』について。
以下が『小さな習慣』の表紙です。↓
著者はスティーヴン・ガイズというアメリカ人です。
この本のキモは、上の写真の帯に書いてあるキャッチコピーの通り、
目標は、ばかばかしいぐらい小さくしろ!
ということです。
著者は、「1日50ワード書く」という小さな目標の継続と積み重ねで、本を書くという大仕事を成し遂げるに至りました。
このエピソードは、とりわけ、私にとって、ブログを毎日更新することに役立ったのです。
ブログ継続に役立ちました。
「50ワード」というプランは、英語圏ならではの発想かと思いますが、日本式に考えると、「1行だけ書く」という感じでしょうか?
目安は5分もかからないで終わるほど小さな目標にすることです。
なぜ小さな目標にするのが良いのかと言うと、モチベーションがなくても継続できるからです。
著者は、継続するのにモチベーションを使わないようにすすめています。
これは大賛成です。「本当にやりたいこと」であっても、人間はたいてい面倒くさがりやです。
ラクをしたいのは人間の本質ですから、モチベーションに頼っていると何事もできなくなってしまいますね。
そして、この小さな目標を達成すると、もちろん、達成しただけでも良いのですが、たいていそのままもっとできてしまうことが多いのです。
私のブログの例で言えば、本当にやる気のないとき、「一行だけの短いブログにしよう。」と思って書き始めるのですが、一行書くと、何だか続けて書けてしまいます。
実は今日もそうでした。
なぜそうなるのかと言うと、これはマタマタ、「ラクをしたい」という人間の面倒くさがりの性(さが)に起因しているかと思われます。
人間は、物事にとりかかるのも面倒くさいのですが、いったんやり始めると、やめるのも面倒くさいわけです。
テレビゲームとか、スマホのゲーム、やり出すと止まらなくなってしまうことがありますよね?
ブログも一行だけ書くと、そのまま何だか書き続けてしまえるのです。
ただ、スタートするときは「今日はほんの短い記事にしよう! 」とか、本気で思います。
でも、1行何か書くと、イモヅル式に言葉が続いていくのです。
ヨガの継続にも役立ちます。
この本の著者は、「腕立て伏せ1回」という小さな目標を例に挙げて、腕立て伏せ1回やると、もっとやってしまうということも書かれていました。
何となく、わかる気がします。私はヨガもやっていますが、面倒なときは、「とにかくマットだけ敷こう」とか思います。
そして、マットを敷くと、続けてポーズも1セットくらいはやれてしまうのです。
捨て活にも有益。
そしてこの「ばかばかしいぐらい小さい目標」というのは、捨て活や片付けにももちろん有益です。
私は実はこの本について、以前記事に書いたことがあります。以下の記事です。↓
「断捨離が進まない」「1日15分なんてとても無理」という、忙しい勤め人へのおすすめな3つ方法。
このときは、1分だけ断捨離をするということを書いていました。
でも、捨て活や片付けは、ゴミを1つだけとか、要らない紙1枚捨てるだけなど、もっともっとハードルを下げています。
とにかく、「目標はばかばかしいほど小さく」です!
それでも、ゴミを1つ捨てると、何故かもっと捨てたくなることが多いから不思議です。
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おわりに
今日は、本を手放しつつ感想を書くシリーズで、『小さな習慣』について書きました。
それで、最後にもう1つ大事なのは、毎日継続できなかったからといって、自分を責めたりしないことです。
毎日継続できないのは、「本当はやりたくないから」とか「自分に必要ないこと」だったりすることがあります。
または、目標が大きすぎるのかも知れません。
そういうときは、自分を責めるのではなく、自分の本心に問いかけながら、目標プランの見直しをして、再び取り組んでみると良いです。
そのようなことに関するヒントも本には書かれていました。
何かを継続したいとか、いつかの大きな目標を達成するために一歩を踏み出したいとか、そういう思いがある方にはとてもおすすめな本です。
ぜひ、読んでみて下さいね! という気持ちで古本屋さんに持っていって、流通させることにしつつ、手放します。