「ガラクタの19の悪影響」のシリーズでは、不用品(ガラクタ)がどのように持ち主に影響を与えているかというカレン・キングストンの言葉を紹介しています。
今日は、ガラクタが体の健康に与える悪影響について書きます。私自身のことを振り返ると、ガラクタは健康に良くないとハッキリ言えます。
私の健康に、一体どんな悪影響があったのかということと、どんな風に回復したのかということを、お伝えしますね。
体の働きを滞らせるガラクタ
カレンの言葉を引用しますと、
いらないものをたくさん溜めこむと、家にエネルギーが滞るだけでなく、体の動きも滞ります。「ガラクタ」に捉われた人は、運動不足に陥りやすく、便秘がちで、顔色もさえずに…(後略)…
だそうです。以下、私自身の経験を書きます。
体調の悪さがスタンダード
ガラクタだらけの汚い部屋に住むのが当たり前になっていると、自分の体調が悪いということも当たり前になります。
部屋がガラクタだらけだった頃は、病気というほどではないけど、何だか調子が悪く、それを体質なのだと思い込んでいたのです。
体の中のエネルギー循環が悪かったなあと、後で振り返って感じるところです。
そのため、便秘も多く、リンパの流れが悪く、汗がなかなか出ず、たまに出た汗はドロッとした感じで…
こういうのが当たり前になっていました。
整体やマッサージが大好きで「誰かに癒されたい」と思っていた
特に体調の悪さを感じたのは、ガラクタの所持率がピークだった20代後半の頃と一致しています。
整体やマッサージが大好きでした。お金もとてもかかります。たいして収入は多くありませんでしたが、整体やマッサージにお金をつぎ込んでいました。
「運動しなければ…」と思いつつ、運動するのが面倒くさくて、万年運動不足でした。
40歳を過ぎてガラクタを殆ど処分してからヨガをやり始めました。ヨガをやり始めてわかったことは、「体は自力で整えられる」ということです。
ヨガは、自分で自分の体を、内側からマッサージする効果を感じます。それで、他人にやってもらう整体やマッサージに行く必要がなくなりました。
こんな風に、ガラクタが溜まっていると、自分の体の健康も他力本願、人任せになってしまう弊害もあるのです。
このように「自分への自信がなくなる」ということも影響しています。
ガラクタ処分から健康回復へのプロセス
カレンの本を読んで、何年かかかりましたが、ようやく「ガラクタを大体処分できた」と思った時が訪れました。断捨離が一段落したと言い換えることもできます。
そして、部屋の片付けや断捨離に、急に関心がなくなりました。これは、断捨離が成功した証拠だと私は思います。
部屋がいつもキレイだから、部屋の片付けに関して、わざわざ注意を注がなくても当たり前になったということだからです。
すると、もっと他のことに関心が向くようになります。これこそ、ガラクタ処分の効果、断捨離の効果と言っても良いでしょう。
そして、そこで関心が向いたもののうちの一つがヨガでした。ヨガをやるようになって、少しずつ体調が整い、20代の頃よりも、疲れにくくなり、風邪をひきにくくなり、健康になったのです。
ヨガはいつも自宅でやっています。部屋がガラクタだらけだと、ヨガをやるスペースもないわけです。
ヨガをやる時は、フローリングの床にヨガマットを敷きます。その前に、必ず、クイックルワイパーで床のホコリを掃除してからマットを敷くのです。
もし、床に物を置くのが習わしになっているような汚部屋だったら、「ワイパーするのが面倒くさい」ということにもなります。
こんな風にして、部屋が汚いということは、ヨガという健康への扉も、開く前にあきらめてしまうのです。
そういう単純な物理的な面からも、いかにガラクタが健康の邪魔になってしまうものかということがわかりました。
不潔で危険なガラクタ
健康とガラクタの関係を考えたときに、もう一つ重大な体への悪影響があります。「健康に悪く、火事の危険性を招く」ということです。
ひどいゴミ屋敷みたいなものを想像できますね。不潔になり、不衛生、溜め込んだものの種類によっては、火事や怪我の原因になったりもするわけです。
私の場合は、ここまでひどくありませんでしたが、溜まりに溜まったガラクタがある家なら、こんな危険性もあるでしょう。
ガラクタの19の悪影響リスト。
最後に、カレン・キングストンの本からの引用で、19のガラクタによる悪影響のリストを書いておきます。人によって、「何に強くピンとくるか」ということは違うと思います。
持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる
過去の呪縛を溜めこむこと
体の動きも滞らせる
あなたの体重にも影響を与える
混乱のもとになる
人々の対応にも影響を与える
何事も延期しがちになる
不調和が起きる
自分を恥じるようになる
人生の展開が遅くなる
気分が鬱になる
超過荷物になる
感性が鈍り人生の楽しみを味わうことが出来なくなる
余分な掃除を強いられる
整理整頓が悪くなる
健康に悪く、火事の危険性を招く
好ましくない信号を発する
お金がかかる
大切なことに頭がいかなくなる
今回は、太赤字にした「体の動きも滞らせる」と「健康に悪く、火事の危険性を招く」について書きました。
ちなみに前回の記事はこちらです。↓
汚部屋を片付けたくてたまらなくなる理由。:ガラクタの19の悪影響その1
「持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる」と「過去の呪縛を溜めこむこと」について書きました。興味がありましたら読んでみてください。
おわりに
ガラクタが健康に悪いなんて、あまり考えてもみなかったことです。「ホコリじゃ死なない。」なんていう言草(いいぐさ)もあります。
部屋が汚かった頃は、その言草(いいぐさ)が大好きでしたが、もしかすると「ホコリで死ぬこともある」のだと、今は考えを変えています。
それでは、つづきはまた別の記事で!