晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

不用品が人間関係に与える思わぬ影響とは?:ガラクタの19の悪影響その3

今日は、不用品(ガラクタ)が人間関係に与える影響ついて書きます。

カレン・キングストンから私が学んだ「ガラクタの19の悪影響」のシリーズの3回目となります。

汚い部屋に住んで、ゴミや不用品に囲まれていることが、人間関係に影響を与えるなんて意外に思われるかも知れません。

でも、逆に言えば、ガラクタを処分することで、人間関係を良くすることもできるのだということです。

個人的には、カレンの言葉の中で、この人間関係への指摘が、私にとって最も手痛く響きました

不用品(ガラクタ)は人間関係に一体どんな影響を与えるのでしょうか? 

人々の対応にも影響を与える

カレンの言葉を引用しますと、

世間の人は、あなたが自分を扱うようにあなたを扱います。あなたが自分の価値を認めて、自分を大切にしていれば、人もあなたを大切にしてくれるでしょう。もしあなたが自分をほったらかして身のまわりをゴミだらけにしていると、周りにはあなたを不当に扱う人々が集まってきます。潜在的に、それが自分にふさわしいのだと思ってしまっているのです。…(後略)…

ちょっと長いですが、その要点である「世間の人は、あなたが自分を扱うようにあなたを扱います。」というこの奥深い言葉は、本当に、よくよく心にとめておきたいと、いつでも思っている言葉なんです。

ガラクタを持っているということは、自分にガラクタを与えているということでもあるのです。

「自分にはガラクタがふさわしい。」「自分はこんなもの。」「自分はこの程度で良い。」「自分さえ我慢すれば。」

こういう発想に繋がり、「謙虚」と混同して自分を相手よりも低くして「私のことを、ちょっと小馬鹿にしてもいいよ。」「私のことは軽く扱っていいよ。」と、相手に対して無意識のうちにトンデモナいメッセージを与えてしまうのだと、私は考えています。

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ガラクタを持っているとガラクタが集まってくる

ガラクタがピークだった20代後半の頃、ただでさえガラクタだらけだったのに、友人のガラクタまで引き受けてしまったことがありました。

この体験は、以前も記事に書いたので、よろしければ読んでみてください。↓

部屋の断捨離をする理由「身の回りがゴミだらけだと、不当な扱いを引き寄せる」。

嫌なことを嫌と言えない「断れないマインド」をつくる

それから、最初の結婚の、元義実家から、よく必需品のお古をもらったりすることがありました。

古いダイニングセットや様々な電化製品などです。私が「ミキサーが欲しい」というと、元夫がいつの間にか義実家に電話して、古いカビ臭いのが送られてきたりしたのです。

「私は、こういう古いのじゃなくて、新しいのが欲しいの。」と、何故かハッキリ言えませんでした。

それを言ったら贅沢なのではないかと思い、元夫とは喧嘩になりましたが、うまくハッキリと自分の意見を義両親に伝え切れなかったのです。

一度目の結婚生活は、夫婦そろって汚部屋住人。

ガラクタだらけにしているということは「ちょっと嫌だなあ」と思っている自分の本音を無視して「まあいいか。」と「小さな嫌を放置する」ということの積み重ねなんです。

そうすると、他の人にちょっと何か嫌なことをされた時にも「まあいいか。」と放置するようになります。

そうすると相手は「この人にはこんなことをして良いのだ。」と思い込むようになっていくのです。

これは、自分で相手に自分の扱い方を「低く扱って良いですよ。」と教えてあげているようなもので、それが次第に相手との関係のスタンダードになってしまうのです。

ガラクタを処分するに従って、私はだんだん「嫌なことは嫌」と言えるようになっていきました。

二度も会社をクビになる。

もう一つエピソードがあります。それは、カレンの本を読んでガラクタを一掃した後、気分を変えるために引越しをした後のことです。

狭かったワンルームから、2DKに引っ越しました。そこで私は、タップリと新たなガラクタを溜め込んでしまったのです。断捨離のリバウンドとでも言いましょうか。

この時期、勤め先をクビになります。ある朝出勤すると「明日から、代わりの人が来るから、引き継ぎ次第辞めて欲しい。」と上司に言われたのです。

その後就職活動をし、別の会社に入りました。ところが、その会社も一年後に、ある朝出勤すると、「今すぐ荷物をまとめて辞めて欲しい。」と言われたのです。

トンデモナいパワハラですが、どちらの会社もそれぞれ、人間関係がうまく行かず、辞めた時にはホッとしました。

このリバウンド時期の買い物の失敗は、なかなか自分でも受け入れることが出来ませんでした。

本当は買った途端に「失敗だった」ということはわかっていたものも多かったのですが、その失敗を認められなかったのですね。

そもそも1人で2DKは広すぎでした。この部屋そのものが最初からガラクタだったのです。

二度目のクビを機に、私は持ち物の縮小を決意して、もっと自分に「本当に丁度いい1K」というサイズの部屋に引っ越します。

2DKで増えすぎた持ち物を1Kに詰め込んで、処分に手間がかかり、処分が終わるまでは色々ありましたが、処分するに従って、次第に職場の人間関係も回復していったのです。

ガラクタを溜め込んだ時期の職場での人間関係を一言で言い表すと、「頑張っても評価してもらえない。」という感じです。

自分のやったことが他の人の手柄になってしまうと感じたこともありました。

でも、実のところ、背負い込んだガラクタに気を取られて、集中力を欠き、いつもくたびれて不機嫌で、仕事のミスも多かったと思います。

また、会社から無理難題を押し付けられているようにも感じていました。でも、本当は出来もしないことを見栄をはって「出来ます。」なんて言ってしまうこともよくありました。

自分で自分にガラクタを与えているから、会社も無理難題というガラクタを、私に与えたのかも知れません。

とにかく自宅の荷物も仕事も、自分のキャパシティを完全に超えていました。

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ガラクタを処分すると人間関係も良くなる。

でも、ガラクタを処分すると、人間関係も良くなります。

それは、自分を不当に扱う人が離れてそうでない人が集まってきてくれるからということもありますし、同じ相手でも敬意を持ってもらえるような気がします。

最近私は服のガラクタをたくさん処分しました。それで周囲の対応が変わったというエピソードがあります。よろしければ読んでみてくださいね。↓

服の断捨離とパーソナルカラー診断の効果かしら? 小さな幸せ体験2つ

ガラクタの19の悪影響リスト。

最後に、カレン・キングストンの本からの引用で、19のガラクタによる悪影響のリストを書いておきます。人によって、「何に強くピンとくるか」ということは違うと思います。

持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる

過去の呪縛を溜めこむこと

体の動きも滞らせる

あなたの体重にも影響を与える

混乱のもとになる

人々の対応にも影響を与える

何事も延期しがちになる

不調和が起きる

自分を恥じるようになる

人生の展開が遅くなる

気分が鬱になる

超過荷物になる

感性が鈍り人生の楽しみを味わうことが出来なくなる

余分な掃除を強いられる

整理整頓が悪くなる

健康に悪く、火事の危険性を招く

好ましくない信号を発する

お金がかかる

大切なことに頭がいかなくなる

今回は、太赤字にした「人々の対応にも影響を与える」について書きました。

ちなみにこれまでの記事はこちらです。↓

汚部屋を片付けたくてたまらなくなる理由。:ガラクタの19の悪影響その1

不用品を捨てると体が健康になるって本当なの?:ガラクタの19の悪影響その2

もしよろしければ、ぜひ読んでみてください。

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おわりに

ガラクタ(不用品)で部屋をいっぱいにしていると、人間関係にも悪影響を与えるのだということについて書きました

このことは、私の断捨離への大きな動機となったのです。ガラクタを処分したからといって、それだけで全部問題解決するというわけでもないかも知れません。

ただ、何か問題が起こったとき、そのことで無闇に悩んだりするよりも、問題はとりあえず脇にどけておいて忘れ、無心になって「ガラクタ処分」に黙々と取り組んでいるうちに、いつの間にか問題が消えてしまうということはあるものです。

特に人間関係の場合、相手を変えることはできませんし、変えようとするのは無駄な努力で終わります。

ガラクタ処分は自分を見つめ、自分を変える手段でもあります。それで、ガラクタ処分を通じて自分のマインドが変化したとき、自然と周囲も変化していくのではないかと思われるのです。

「自分が変われば周りも変わる」わけですから。

ガラクタ処分の効果は、不思議なようでいて、意外と「あたりまえなこと」なのかも知れませんね。

それでは、つづきはまた別の記事で!