私が部屋の断捨離をする理由について書きます。
私は最初の大掛かりな断捨離のあと、最初の結婚生活が終わり、一人暮らしを始めたところ、間もなく新しい恋人ができました。
その彼とは長続きせず、失恋に終わります。傷ついて落ち込んでいたその頃、たまたまカレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』という本に出会いました。
この本については、すでに何度かこのブログで記事にしていますが、私の断捨離のバイブルと言っても良い本です。この本がきっかけで私は再び断捨離を始めます。
カレン・キングストンの言葉は鋭く、いくつかはとても鋭く私の心に突き刺さったのですが、今日の記事でお話しするのは、そのうちの1つで「自分に当座しのぎの物を与えてはいけない」という言葉です。
「自分に当座しのぎの物を与えてはいけない」という言葉から連想されるもの
私が「自分に当座しのぎの物を与えてはいけない」という言葉で連想したものは、当時私が住んでいた部屋でした。
「どうせ、スグに誰かと再婚するつもりだから、適当な部屋でいいや。」と、実は内心、その部屋を借りるときに思ったのです。
「適当な部屋でいいや」という自分の言葉と、「当座しのぎ」というカレンの言葉が、アタマの中で交互に響き渡っていました。
そこに、スグに終わってしまった恋人との関係のことが、かぶさってきました。何だか彼から「当座しのぎ」として扱われただけだったような気がしたからです。
「人は、私が私を扱うように、私を扱う」という真理が、またここでも働いていたかのようでした。
「私はこの部屋から引っ越して、もっとちゃんとした方がいい」と思いました。
その後私は一人で何度か引っ越しをしましたが、自分で本当に満足のできる部屋に巡り合うまで、再婚はおあずけになったのです。
ちょっと無理目な理想的な部屋
セカンドシングルの一人暮らし最後の部屋は、「ちょっと自分には贅沢すぎるのではないか?」と思えるような部屋でした。
自分の家賃の予算より、3000円だけ高い家賃でした。でも、3000円ぐらいなら、ちょっと頑張れば何とかなりそうだというラインです。
それで、思い切ってその部屋を借りました。この部屋を借りて、本当に良かったな、と今でも思っています。
この部屋に引っ越してから、まず「他人の素敵なマンションや家を『いいなあ』と思いながら見て歩くクセ」がなくなりました。
その「いいなあ」と思えるところに自分がすでに居たからです。
自分に最高のものを与えれば、最高のものを引き寄せる
自分にガラクタを与えれば、ガラクタを引き寄せますが、自分に最高のものを与えれば、最高のものを引き寄せます。
「当座しのぎのもの」を与えれば、「当座しのぎ」として扱われるということを引き寄せます。
この満足できる部屋に引っ越してから、本当にとても運が良くなったのです。まず、仕事運が良くなり、失業しなくなったということで、金運が良くなりました。
また、以前から憧れていた、在宅で仕事がしたいという夢を叶えてくれたのもこの部屋です。
そして、今の夫と出会ったのもこの部屋です。再婚できるような縁を引き寄せてくれたのだと思います。
満足できる部屋に引っ越してから、「一人暮らしも楽しいなあ」と、心から思えるようにもなっていました。それも良かったのかも知れません。
引っ越してきたあと、思い切って、それまで持っていた、ちょっと気になっていた家具も全部捨て去り、好きなものと取り替えました。
例え短い間の住まいだとしても、その短い時間は、自分の人生の時間の一部です。一日だって一瞬だって、「当座しのぎのもの」と一緒に過ごさないほうが良いのです。
「人は、私が私を扱うように、私を扱う」というのは、良い方向にも真理で、自分を大切にすれば、回りも自分を大切にしてくれるようになると、私は思っています。
まとめ
「自分に当座しのぎの物を与えてはいけない」というカレン・キングストンの言葉にちなんだ、私自身の体験談でした。
「当座しのぎ」という言葉に危機感を覚えて断捨離をスタートし、励んでいましたが、「当座しのぎではないもの」を手にしてから、とても運が良くなったので「やっぱり「当座しのぎ」を自分に与えるべきではないな」と、実感した次第です。
補足:経済的な事情など様々な理由から、どうしても当座しのぎのものを使わなければならないときは、「感謝して使う」と良いそうです。