晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

断捨離やミニマリストに行き詰まった時におすすめな本。

断捨離ミニマリストに行き詰まった時におすすめな本について書きます。

森博嗣(もり・ひろし)さんの『アンチ整理術』という本です。

本のタイトルから推測出来る通り、断捨離やミニマリストをさらに推し進める本ではなく、むしろ逆です。

感想というよりは、この本を読んで、私が共感したことや、驚いたことについて書きます。

 

『アンチ整理術』を読んで、私が共感したこと。

以下が『アンチ整理術』の表紙です。私はKindle版を読みました。↓

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それで、共感したことというのは、まず、著者の断捨離に対する考え方です。以下、本からの引用です。

僕の断捨離に対する考えは一つだ。不要だと断言できるものは捨てれば良い。そうでないものは持っているしかない。これだけである。単純明快でしょう?

私も、断捨離に対しては同じように「不要なものを捨てるだけ」と考えていましたので、その通りだと思いました。

この文は本の最初の方に書かれていて、「この著者の言うことなら読んでも良いな」と思って安心して読めました。

ここで少し、私の断捨離に対する考えを書きます。

断捨離のブログなんかやっていると、つい、ブログに記事を書きたいばっかりに捨てるものを見つけたりします。

そして、他の断捨離ブログを毎日あれこれ読み漁ったりしていると、情報が断捨離に限られ、まるで世界中の人が断捨離に明け暮れているのではないかと錯覚を起こします。

でも、そうではないのです。

たまには『アンチ整理術』みたいなのを読んで、他の価値観にも触れた方がいいのです。

断捨離に行き詰まったら、もっと捨てるのではなく、もう断捨離はやめて良い時です。

『アンチ整理術』を読んで、私が驚いたこと。

次に、私が『アンチ整理術』を読んで、驚いたことについて書きます。

この本は、思考の整理など、色々と考えさせられるとことはたくさんあったのですが、一番印象に残っているのは「あとがき」に書かれていたことです。

引用というよりは、私なりの言葉で書きます。

著者はものすごい物持ちで、日本の普通の平均的な家庭の5軒分くらいの荷物があるのだとか。

そして、その70%以上が趣味の物(具体的には、飛行機と機関車)なのだそうです。

一度に移動できないから、引っ越しには半年もかかるというのです。

自分の好きなものは、捨てるなんてもってのほか、増えればその分収納スペースを増やし、引越魔だけど、それに備えて、ものを減らすことはしないのだそうです。

このことにちょっとド肝を抜かれました。

「トランク1つに詰め込めるだけの荷物」のような身軽なミニマリストの引越しとは真逆の世界。

実はこの本を読んだ昨年の秋頃、私は「ミニマリスト目指して収納を断捨離」なんてことをやっていました。

「収納を減らせば物が減る」とかいう主旨でした。

でも、「物が増えたら収納を増やす」のは自然なことだし、そもそも「要らない」わけではないのに「物を少なくする」ということを「目指す」という行為は、人生にとって無意味なのではないかと感じてもいたのです。

まあそんな個人的な背景もあったこともあり、この本を読んで

「物がたくさんあっても良いのだ」

「収納は増やせば良いのだ」

「引越は半年もかければ良いだけだ」

…などと、しみじみ感じたのです。

「ミニマリスト目指して物を減らす」ということは、ブログにばかり取り組んでいるとすごく正しいことのように錯覚していったりもします、私などは、最初から自分でも「自分はミニマリスト向きではないな」と感じていたのにも関わらずです。

でも、実はそうではなかったのだ、自分の情報が偏っていただけだったのだということを、改めて気づかせてもらった感じです。

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おわりに

断捨離やミニマリストに行き詰まった時におすすめな本『アンチ整理術』について書きました。

もし行き詰まっているなら、断捨離もミニマリストもやめちゃって良いのではないでしょうか?

世の中には多くの違った考えや価値観が存在しているのです。