晴れやかブログ

元ミニマリスト、パーソナルカラーオタク。「捨て活」も「買い活」もエネルギーの循環。断捨離は呼吸。

自分の感覚を信じて無視しない(自分で自分の親になる方法3)。

今日は「自分の感覚を信じて無視しない」ということについて書きます。

「自分で自分の親になる方法」シリーズ記事の3回目です。

ジョン・ブラッドショー著『インナーチャイルド(改訂版)本当のあなたを取り戻す方法』から、ヒントを得て書いているシリーズです。

毒親から巣立ったインナーチャイルドは、自分で養育的な親になって再教育する必要があります。

そのためには新しいルールが必要。本からルールを引用し、私自身の言葉で解説しています。

 

ルール3:自分の感覚を信じて無視しない

「自分の感覚を信じて無視しない」というのは、私自身の言葉です。本からの以下の引用を、私なりに言い換えています

見え、聞こえることを見聞きしてもいい。見聞きしたものはなんでも、実際に自分が見たり聞いたりしたとおりのものなのだ。

このルールについて、ブラッドショーさんは、機能不全の家庭で育つと、見たままのものを否定してしまうということが起こると説明しています。

あったのになかったことにしたりとかです。

見たり聞いたりした自分の感覚を頼りに人間は生きています。

自分の感覚が「嫌」「オカシイ」「違和感がある」と訴えているのに、なかったことにしてしまったりすると、危険な目に会っても逃げることさえ選択できなくなります。

そこまでいかなくても、「不快」を無視し続けてドンヨリした気持ちのまま、その不快な環境に身を置き続けたりします。

ちょっと私自身の経験を例に挙げてみます。

見えているのに見なかったことにしたこと。

見えているのに見なかったことにしたことというと、もう第二次性徴が始まっているのに、Tシャツの「胸のポチッ」としたのを見なかったことにして何年か過ごしたりしました。

また、同じような時期、「お父さんの目つきがいやらしい」と見えたのに、「そんなはずはない」はないと、何とか言い聞かせたりしました。

インナーチャイルドを育て、アダルトチルドレンから卒業し、大人になっていくということは、

「Tシャツから見えていた」

「父親の目つきはいやらしかった」

ということを、率直に認めるということでもあります。

それでこそ、対処するという段階に進むことができるわけですから。

断捨離や片付けにも有益な「自分の感覚」。

最近の例を挙げてみます。

私はしばらく前に夫の前妻さんが使っていた洗濯ネットを「やっと」捨てました。

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再婚当初から、洗濯機の近くに行くたびに「これ要らない」「使うのが嫌だ」などと思っていたのに、それを言って夫との関係が壊れるのが怖くて、自分を無視して使っていたのです。

それから、夫と前妻さんが一緒に使っていた食器もです。

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すぐに解決できなくてもいいから。

自分で気がついたからといって、すぐに解決できないこともあります。

ただ、「自分の感覚を無視しない」というのは大人になるためには大事なことです。

また、自分のものではないから捨てられないという場合、「話をしてみる」というのは大人になるためには大事なんです。

上記の洗濯ネットは、何とか勇気を出して夫に捨ててもいいかと聞いてみたところ、すぐに良いと言ってくれました。

お皿については一悶着ありましたが、結果としては、夫が自分で処分してくれました。

子供はダダをこねる、大人は交渉する。

昨日の「欲しいもの」に関係あることですが、何か自分の欲しい結果を手に入れる方法として、子供はダダをこねて手に入れるそうです。

インナーチャイルドは泣いたりわめいたりして「こんなにアタシ、我慢してるのにー!、何で気づいてくれないの!」と怒って手に入れたりします。

でも、大人は交渉するんです。

「前妻さんと一緒に使った食器で食事をするのが気が進まないから、捨ててもらってもいいかな?」と言ったりするのが交渉です。

交渉の結果、相手はダメだというかも知れません。

ダメならまた別の機会に再び交渉していくことができます。

ダダをこねるという手段しか知らないと、そんな自分が嫌になり、「見たものをなかったことに」したりします。

そんな小さな我慢の積み重ねが怒りや不満として溜まりに溜まって「感情が噴き出すままに相手にぶつける」という愚行につながってしまいます。

「自分の感覚を無視しない」という小さな一歩が大事。

ですから、「自分の感覚を無視しない」という、小さな一歩が大事なんです。

最初はほんのわずかな違和感なわけですから、もっと自分の小さな感覚を大事にした方がいいです。

「自分で自分の親になるシリーズ」について。

このシリーズは、ジョン・ブラッドショー著『インナーチャイルド(改訂版)本当のあなたを取り戻す方法』という本からヒントを得て書いています。

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この本の280ページに「インナーチャイルドに新しい許可を与える」という章があります。

ここに「養育的なしつけ」として、10個の新しいルールが載っています。

この10個の新しいルールこそ、毒親から離れたあと、自分で自分の親になるのに有益なルールです。

自分で自分の親になるというのは、精神的に自立するということです。

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おわりに

今日は、「自分の感覚を信じて無視しない」という、自分で自分の親になるための3つ目の方法について書きました。

アダルトチルドレン(だった)私は、「まあいいか」が得意台詞でした。

本当に「まあいいか」と、心から思っていれば別ですが、本当に嫌なことを「まあいいか」で済ませたその一歩は、地獄への一歩なんです。

自分の感覚を信じて大人になって、天国への道を歩きたいものです。