ここ4ヶ月で、服を100着以上捨てました。今日は、この経験を通して見えてきた、究極の「服の捨て基準」について書きます。
かなり長い間、服の断捨離に取り組んできた人でも、なかなか服を減らせない、手放せないということは多々あるものです。
2、3年着ていない服は捨てるとか、流行遅れのものは捨てるとか、ときめかないものは捨てるとか…。様々な「服の捨て基準」がすでに語られています。
どれもやってみたことはあるのではないでしょうか?
「それでも何だか自分の服は、しっくりこない、イマイチだ。」それなのに服がたくさんあって困っている、どれを捨てたらいいかわからない、という場合、この「捨て基準」はとても役に立つかも知れません。
究極の「服の捨て基準」
その「服の捨て基準」というのは、似合わない色の服を全部捨てる。ということです。(捨てる、というのは、ここでは、手放すという意味で使っています。売る、寄付するなども含まれます。)
私は、ここ4ヶ月で100着以上の服を処分しましたが、その7割以上は「似合わない色の服」でした。
もし必要なら、パーソナルカラー診断を受けて、似合う色を調べてみましょう。そして、似合う色以外の服は、全部処分してしまうのです。以下は参考記事です。↓
「似合う色の服がわからない!」と悩んだら、パーソナルカラー診断がおすすめ。(体験談1)
もし必要なら、専門家にショッピング同行をしてもらい、似合う色のコーディネートをいくつか揃えてしまうと、とても安心するので、さらに服は捨てやすくなります。
古いものはもちろん、新しい服も捨てられる
「似合う色」「似合わない色」でバッサリ切ってしまうことが、なぜ有益かといいますと、もう何年も着ていないタンスの肥やしを捨てるのに背中を押してくれるのです。
そして、さらに有益なことに、ごく最近買ったイマイチなものにも踏ん切りをつけさせてくれるからです。
ときめきでは捨てられなかった
何年も前に、こんまりさんの「ときめきの魔法の本」を読んで、早速全部服を取り出し、触ってみて、ときめくかどうかやってみました。
ナント、ときめく服が1枚もありませんでした。これらを全部捨てるとしたら、次の日から丸裸です。
全部捨てて「ときめく」服に買い替える…。これもある意味とても正しいことです。
でも「ときめき」というのはとても曖昧な感覚で、これだけで判断すると、再びイマイチな服を買ってしまう可能性は高いです。
とても心が素直な状態なら「ときめき」もアテになるかも知れません。
でも、「あの人みたいになりたい」など他人に憧れたり、自己否定があったりすると、「ときめき」が素直に働かないことがあります。
私は自分の「ときめき」に自信が持てず、不安になったため、ときめく服が一枚もなかったのにもかかわらず、イマイチだと思いつつも、服を捨て去ることはできませんでした。
その点、「似合う色」というのは、とてもハッキリした、頼りになる基準なのです。
なぜならば、「これが似合う色だ」という見本が提示されるので、迷いがなくなるからです。
好き嫌いでは捨てられない
好き嫌いも、意外とアテにならない感情です。特に何かトラウマがあったり、自分以外のものに憧れたりしていると、全く自分にマッチしていないからこそ「好き」と強く思い込んでしまうことがあるからです。こちらの記事も参考にしてみてください。↓
【服の断捨離】服の色について、「好きな色」は「なぜ好きなのか」検証。意外とアテにならない「好き」という感情。
「この色が流行っているから買った」「人気の色」というのも、失敗の買い物のもとです。そんな買い物が手元に残っているかも知れません。
でも、いくら流行っても、似合わないものは似合わないのです。
それをとてもハッキリした基準でバッサリと区切れますから、「似合わない色」というのは、服を捨てるためには、とてもアテになる基準となります。
似合う色だけどイマイチな服
似合わない色の服を捨て切ったあと、手持ちの服が30着ほど残りました。そして、そのうち8着のイマイチな服を捨てました。その理由は下記の通りです。
・人に会えないほど劣化したもの(毛玉、伸びた、アイロンの失敗など)5着
・デザインが似合わないもの 2着
・サイズが合わなくて着なかったもの 1着
おわりに
一生モノの服はなくても、肌は一生モノ
「一生モノの服はないのだ」ということは、もうすでに殆どの人は気づいています。でも、自分の肌は一生モノ。
パーソナルカラー診断は、自分の肌が生まれ持った色素などに基づいて診断され、「似合う色」「似合わない色」は一生変わらないものなのです。
このことは「色」というものが、いかにアテになるものなのかを物語ってくれています。それで私は「似合わない色の服」をバッサリと捨てることができたのです。
断捨離を繰り返しているのに、ワードローブがイマイチ。でも「どうやって捨てたらいいかわからない」というときは、「色」について考えてみても良いかも知れませんね。